橋下徹氏 川崎重工“裏金”17億円捻出、海自隊員に金品提供に「ルールなき飲み食い文化のなれの果て」

2025年4月9日(水)14時9分 スポーツニッポン

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が9日までに自身のSNSを更新。海上自衛隊の潜水艦修理契約で川崎重工業が裏金を捻出し乗員に物品を提供したとされる問題などに絡み、大阪国税局が川重側に対し、6年間で計約40億円の申告漏れを指摘していたことに言及した。

 川重は既に修正申告し、納付済み。裏金問題を巡る税務調査は終結した。重加算税を含めて約10億円を追徴課税したという。

 関係者によると、大阪国税局は潜水艦修理を巡って川重側から海自に提供された金品などは経費と認められない「交際費」だとして、2023年3月期までの6年間で約13億円分を所得隠しと認定。また、これとは別に米国の関連会社の所得を国内分と合算すべきだとの指摘もあり、計約40億円の申告漏れを指摘した。

 川重が設置した特別調査委員会は昨年12月に報告書を公表。報告書によると、潜水艦の修理を担う神戸造船工場修繕部と取引先企業の架空取引で資金を捻出。物品や金券を購入し、潜水艦乗組員に提供していた。

 一連の問題は昨年7月に防衛省と同社が公表。防衛省は防衛監察本部による「特別防衛監察」を実施し、取引先企業との架空取引は遅くとも約40年前に始まったとする中間報告を公表している。

 橋下氏は「川崎重工、裏金17億円捻出 海自隊員に飲食や私物提供—40年前から・防衛省」と題された記事を引用し「結局ルールなき飲み食い文化のなれの果て。ハインリッヒの法則。ルールなき飲み食いに慣れた者たちは遵法意識が緩んで、これはマズイという感度が弱くなる。商品券の配布もしていた」とつづった。

スポーツニッポン

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