女性監督フー・メイが中国古典文学を完全映画化『紅楼夢』5月公開、運命に引き裂かれた愛描く

2025年4月10日(木)12時30分 シネマカフェ

『紅楼夢(こうろうむ)~運命に引き裂かれた愛~』

「西遊記」「水滸伝」「三国志演義」と並ぶ中国古典文学の四大名著の1つで、長年読み継がれてきた不朽の名作を製作費55億円かけて完全映画化した『紅楼夢(こうろうむ)〜運命に引き裂かれた愛〜』が5月30日(金)公開。ポスタービジュアル&予告編が到着した。

原作「紅楼夢」で描かれる清朝の貴族社会を背景に繰り広げられる壮大な人間ドラマは「源氏物語」と比較されることも多く、中国文学史上、最高の古典小説とも評され、いまなお多くの読者を魅了し続けている。

原作の太虚幻境、元妃省親、黛玉葬花、宝玉被逼婚などの名シーンを選出し、原作の中で最もドラマチックな賈宝玉(か ほうぎょく)、林黛玉(りん たいぎょく)、薛宝釵(せつ ほうさ)の三角関係の愛と悲劇の物語を軸に描くことで、壮大な物語を全く新しい視点から1本の青春映画として紡ぎ出した。

中国を代表する女性監督フー・メイが壮大なスケールと映像美で紡ぐ
監督を務めるのは、チョウ・ユンファ主演の歴史超大作『孔子の教え』(2009)を手掛けたフー・メイ(胡玫)。これまで数多くの歴史ドラマを手掛けており、その手腕には定評がある。

本作では「紅楼夢」の壮大な物語を忠実に描くことにこだわり、試行錯誤を重ね、脚本を完成させるまでに実に10年以上を費やした。

原作のもつ幻想的な世界観を、最新の撮影技術とハイレベルなVFXで見事に再現したことで、古典小説の傑作が時空を越えて現代の観客に訴えかけてくる。

また作中では、現代交響音楽と中国の伝統的な民族音楽を融合させ、その素晴らしい音色と想いの込められた歌声が、観る者をさらに作品の世界へと誘う。豪華絢爛な建造物や華やかな衣装デザイン、そして圧倒的なスケール感と映像美、その全てが融合し、かつてない至極の『紅楼夢』が誕生。

2024年10月に開催された東京国際映画祭提携イベント<2024東京・中国映画週間>にて上映され、見事に審査員特別賞に輝き、宝玉の母・王夫人を演じた楊童舒(ヤン・トンシュー)は最優秀助演俳優賞を受賞した。

『紅楼夢(こうろうむ)〜運命に引き裂かれた愛〜』は5月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。

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