下柳剛氏 “グラブ叩きつけ”事件の真相とは?最初は「照れ隠し」も「チームが凄く...」意外なその後
2025年4月10日(木)10時48分 スポーツニッポン
元阪神の下柳剛氏(56)が9日放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」(水曜後11・17)にゲスト出演。“グラブ叩きつけ”事件の真相を明かした。
事件が起きたのは2007年10月1日の横浜(現DeNA)戦。5回1死一塁。二ゴロを二塁手の関本氏が捕球し、二塁封殺を狙って送球したが、遊撃手・(田中)秀太氏の足が早く離れたため二塁がセーフになった。
さらに遊ゴロを秀太氏が弾いてしまい、ついに下柳氏は激怒。グラブを地面に投げつけた。1死満塁で再び遊ゴロ。秀太氏が二塁へ送球したが、関本賢太郎氏から一塁への転送がセーフとなり、再び下柳氏はグラブを叩き付けた。
事の真相について下柳氏は「最初は座ってる。(自分が)ひっくり返って、その照れ隠しでもあった。バンって怒ったふりでもしとけと」と最初の“グラブ叩きつけ”はパフォーマンスだったと明かした。と、同時に自身の3年連続2桁勝利や、クライマックスシリーズ出場がかかった場面にもかかわらず「凄くダレていた」チームに喝を食らわせる意味合いもあったという。
当時遊撃には鳥谷敬氏の代わりに1軍に上がってきたばかりの秀太氏がついていた。下柳氏が「何でショートなん?何で秀太なん?」と疑問を抱いている中での秀太のミスだった。
「“そこで奇麗にゲッツー取って終われよ”という親心」でわざとショートゴロ打たせたというが、結局秀太はその期待に応えられず。「またバンって」と2回目のグラブ叩きつけをした。
しかしその試合後、秀太氏と夕食を一緒に食べに行ったと告白。「普通です。終わってしまったら」と尾は引かなかった。しかしその後、CSの調整のためファームで秀太氏と再会。すると二塁を守っていたという。その理由に「“もうショートは嫌です”って」と聞かされたことを明かし笑いを誘った。