中国・蘇州の日本人親子ら死傷事件、中国人の男の死刑執行…執行日など詳細わからず
2025年4月17日(木)18時30分 読売新聞
事件の現場になったバス停(昨年6月25日、江蘇省蘇州市で)=大原一郎撮影
【上海=田村美穂】中国江蘇省蘇州で昨年6月に日本人親子と中国人女性が襲われて死傷した事件で、死刑判決を受けた中国人の男への刑が執行されたことが明らかになった。中国外務省から16日、在中国日本大使館に報告があった。執行日などの詳細は不明で、日本側は今後も情報提供を求めるという。
事件は昨年6月24日夕に発生した。日本人学校のスクールバスを待っていた日本人の親子が50歳代の男に刃物で襲われて負傷し、男を制止しようとした中国人女性の胡友平さん(当時54歳)が刺され、死亡した。
蘇州の中級人民法院(地裁)は今年1月、男が借金を苦にして3人を殺傷したと認定し、死刑判決を言い渡した。男は控訴せず、刑が確定した。