五百城茉央主演『MADDER』スタート 「気になって何周かした」考察欲の視聴者続々
2025年4月11日(金)11時34分 マイナビニュース
アイドルグループ・乃木坂46の五百城茉央が主演するドラマ『MADDER その事件、ワタシが犯人です』(カンテレ 毎週木曜24:15〜/フジテレビ 同26:15〜)の第1話が10日に放送。SNSでは、「伏線が散りばめられていて、見逃し配信でも何回か観た」などの声が上がった。
このドラマは、偏差値78超の天才高校生・仲野茜(五百城)が、ある殺人事件の犯人と思われる青年・黒川悠(山村隆太)と出会い、学校で小さな事件を起こしたことをきっかけに、やがて日本を震撼させる連続殺人事件に発展してしまうミステリーエンタテインメント。
創立以来初となる入試全教科満点で、偏差値78、東大進学率No.1の進学校・清爛学園に入学が決まった天才高校生の茜は、その優秀さゆえ、学校からも大きな期待を寄せられるが、本人はそんなことどこ吹く風で、世の中に退屈し、生きる意味を見いだせずにいた。そんななか迎えた入学式当日の朝、学校近くの公園で左腕が切断された女性の遺体が発見され、公園には多くの人が集まり、茜もまた引き寄せられるように現場へ。すると、人だかりの中に冷たいまなざしを持つ男・黒川悠を見つけ、なぜか気になってしまう。
一方、日本一の難関校といわれるだけに、少しはおもしろい仲間がいるのではないかと清爛学園を受験した茜だったが、集まったクラスメイトは、中学校全国クイズ大会3連覇の江藤新(樋口幸平)や数学オリンピック優勝の宮内大翔(山下永玖)など、輝かしい経歴を鼻にかけ、世間や大人をどこか見下しているメンバーばかり。そんな彼らのつまらない会話に辟易としながら帰ろうとすると、構内で学校職員と話す一人の男の姿が目に留まる。それは殺人事件の現場にいた黒川で、気になった茜は黒川が働く電気店を訪ねるが…。
X(Twitter)では、「キャラクターが個性的で今後につながっていきそうな演出だから、何回も観たくなる」「どうしてこんな設定にしたのか気になって何周かした」「どうなっていくのか全然先が読めない」「新しい回を観たらその度に1話から見直しそう」などのコメントがポストされ、今後、考察が行われていきそうな雰囲気が濃く漂っていた。
昨今はインターネットやSNSの普及により、『あなたの番です』(日本テレビ)では考察サイトが起ち上がった上で大きくバズるなどの現象が見られ、お茶の間時代とは違う盛り上がり方をするテレビドラマが増えた。同ドラマもこの傾向があり、昨今地上波も力を入れ始めた見逃し配信の回転数が多くなりそうな予想が立つ。どれだけ視聴者を引っ掻き回せるかが同ドラマヒットの鍵となりそうだ。
次回の第2話は、FODで先行配信されている。
【編集部MEMO】
『MADDER その事件、ワタシが犯人です』第2話あらすじ
茜(五百城茉央)の巧みな誘導により、1年A組の有志による石像破壊事件の犯人探しが始まった。しかし、彼らの見解はどれも的外れ。口先ばかりで核心に近づく気配すらない愚かな天才たちに、茜はいら立ちを募らせる。
そんななか、校舎入口の石像だけでなく、美術準備室にあった石こう像も何者かによって破壊されていることが分かる。すると篠崎(吉名莉瑠)が、石像のまわりに散らばっていた破片は、実は石こう像の破片だったのではないかと推測。つまり、石像は元の姿のまま犯人がどこかに隠していると考えたのだ。その言葉に、美術部メンバー4人のうち、ある人物が挙動不審な様子を見せ始め、茜はふと、前日の出来事を思い出す。
なかなか犯人の特定に至らない級友たちに業を煮やした茜は、自ら謎解きのヒントを出すべく、江藤(樋口幸平)に1冊の本を手渡す。と同時に、石像が壊され、騒ぎが起きた際の動画を見ていた篠崎と依原(水野響心)がおかしな点を発見。江藤も茜が渡した本を読んで、ある違和感に気付く。茜は、ようやく真実に近づき始めた一同のため、そして自分が楽しむために、さらなる一手を打つ。
するとしばらくして、校舎内の物置に怪しい人影が。その人物は、破壊されたはずの石像を手にしていて…。
(C)カンテレ