「貴婦人の平手打ちは社交界の常識」暴行容疑のデヴィ夫人、世間とかけ離れた“トンデモ・パワハラ論”
2025年4月16日(水)17時30分 週刊女性PRIME
デヴィ夫人
タレントの「デヴィ夫人」こと、デヴィ・スカルノ氏(85)が暴行の疑いで書類送検されていたことが明らかに。2月に渋谷区内の飲食店で、事務所の女性従業員にグラスなどを投げつけたとのことだがーー。
夫人が暴行に及んだ動機は、女性との「意見の相違」だった。スポーツ紙・芸能デスクの解説によると、
「この日はもともと“被害者女性”の送別会で、ご夫人の芸能活動や事務所運営など、今後の方針を話し合っていたようです。おそらく立ち上げた『12(ワンニャン)平和党』や、今夏の参院選ついても議論を交わしたのでしょう。
それこそ女性が退職する理由も“意見の相違”とも考えられます。口論の末に、ご夫人がテーブル上のシャンパングラスを投げつけるも、幸い、女性に命中することなく怪我はなかった。でも、“暴行”は1度や2度ではなかったとしたら、被害届が出されたのも頷けます」
警察の調べに対して、デヴィ夫人は「グラスなどは投げつけておりません」と、容疑を否認している。
一般女性に平手打ちを3発見舞った
たしかに夫人による“警察沙汰”は、これが初めてではない。
2014年にも、『奥様はモンスター2』(TBS系、1月15日放送)にゲスト出演した際、番組収録時に出演者だった一般女性と口論になり、なんと「平手打ち」を3発見お見舞い。当該シーンは当然カットされたが、怒りおさまらない女性は被害届を提出。
「後に平手打ちされた女性も冷静になったのか、“自分も失礼なことを言った”として示談に応じて被害届を取り下げています。
一部報道では、番組側による“わざと怒らせるための演出”とも指摘されましたが、ご夫人が手を出したのは想定外。自分の意見に異を唱えられる、反論されるとカッとなってしまうタイプですね」(前出・芸能デスク、以下同)
2021年2月にも、元従業員2名から解雇をめぐって労働審判を起こされたデヴィ夫人。この審判では、元従業員らが受けてきた「パワハラ」も白日の下に。
貴婦人の平手打ちは、社交界の常識
「“バカ”“出て行け”“耳障りだ”などの暴言や、ファイルを投げつけるなどの暴力行為もあったとの記述もありました。ところが、ご夫人は元従業員の訴えやパワハラを否認し、裁判所による計600万円の支払い義務を不服として異議申し立て。
が、2024年12月の労働裁判の一審判決で退けられ、さらに上乗せされた約2900万円の支払いを命じられます。ご夫人にしてみれば、納得いかない“しっぺ返し”を喰らい、パワハラ“認定”されたも同然の判決でした」
「平手打ち事件」が起きた2014年、その年末に認めた著書『言い過ぎて、ごめんあそばせ』(KADOKAWA/角川書店)では、《私に怖いものはありません》《貴婦人の平手打ちは、社交界の常識でございますのよ!》と、開き直りとも言える“トンデモ論”を高らかに唱えていたデヴィ夫人。
周囲からは暴力やパワハラに受け取られる言動も、夫人にしてみれば世間からかけ離れた「常識」ということか。