『キャシアン・アンドー』キャストが幕張に大集結! ディエゴ・ルナ「この2年半、本当に幸せな時間でした」

2025年4月19日(土)19時30分 クランクイン!

17年ぶり2度目の日本開催となる『スター・ウォーズ』の究極の祭典「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」が、18日〜20日までの3日間、千葉・幕張メッセで開催。19日には、『スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー』のパネル(ステージイベント)が開催され、キャシアン・アンドー役のディエゴ・ルナや相棒のドロイドK-2SO役のアラン・テュディック、脚本家のトニー・ギルロイら8人が登壇した。

 いよいよ23日からディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」でシーズン2が日米同時独占配信開始となるオリジナルドラマシリーズ『スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー』。

 本作のパネルには、すでに来日が発表されていた主人公のキャシアン・アンドー役兼製作総指揮を務めたディエゴ・ルナ、『ローグ・ワン』に続き本作で再びキャシアンの相棒のドロイドK-2SOを演じるアラン・テュディック、史上最も“泣ける”SWと称された『ローグ・ワン』に引き続き本シリーズのエグゼクティブプロデューサー兼脚本家を担当するトニー・ギルロイに加え、元老院議員で後の反乱軍の女性リーダーとなるモン・モスマ役のジェネヴィーヴ・オーライリー、キャシアンとは旧知の仲のビックス・キャリーン役アドリア・アルホナ、帝国保安局ISBの優秀な捜査官でキャシアンを追うデドラ・ミーロ役のデニース・ゴフ、同じく帝国の元捜査主任でキャシアンを追うシリル・カーン役のカイル・ソーラー、そしてディエゴやトニーとともに製作総指揮を務めたサンネ・ヴォーレンベルクがサプライズ登壇。ゲストが登壇するたびに大きな歓声と拍手が巻き起こり、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』そして『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』に直結する本シリーズの物語の魅力や、本作の楽しみにするファンへの熱いメッセージを語ったほか、シーズン2の1話が世界最速試写として初お披露目され、熱狂に満ちた大盛り上がりのステージイベントとなった。

 本シリーズの舞台は『ローグ・ワン』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代。『ローグ・ワン』でデス・スターを破壊するべく決死のミッションに挑んだ反乱軍の情報将校キャシアン・アンドーを主人公に、『スター・ウォーズ』の歴史において常に要となる存在だった<反乱軍>誕生の物語を描き出す。そんな本作の配信開始を目前に控えたキャシアン役のディエゴは「今回は最高ですね。わざわざ来てくれた皆さん、本当にありがとう! なんて素晴らしいことでしょう。感謝しかありません! この愛、このエネルギーをありがとうございます」と125ヵ国から会場に集まった世界中のファンに感謝を語り、「キャシアンの物語に戻るというアイデア、それが皆さんにとってどれだけ意味があるのか、今ははっきりわかります。アンドーには観客がいて、皆さんが期待してくれている。この2年半、僕たちにとって本当に幸せな時間でした」と全世界から期待を集める本作への思いを語った。

 さらに、『ローグ・ワン』では冷静沈着なキャシアンと強い絆で結ばれた良き相棒で、何かと一言多い性格で人気を博したドロイドのK-2SOを演じたアランが紹介されると、会場からはひと際大きな歓声が上がった。アランは本作への出演について「みんながこのキャラをこんなに愛してくれていることが、本当にうれしいです。この作品の一部になれたことは、僕にとってすごく意味があることで、重要なキャラクターだし、また演じたいと思っていたんです。ずっと、K-2SOのスピンオフができたらいいなって思っていました。でも、やっぱりトニー(・ギルロイ)は優れた脚本家なので、K-2SOとキャシアンがどう出会うのか、つまりK-2SOの誕生を僕たちはシーズン2で見ることができます。この作品はすごく意義深いシリーズです、だからその一部になれたことを、本当に誇りに思っています」と喜びを爆発させた。

 そんなアランとは『ローグ・ワン』ぶりの共演となったディエゴは、「もう7年になるのか、と思いました。コックピットに座った時に実感したのは、このキャラクターたちの中でK-2SOは一番寛容で、付き合いやすい存在だということ。楽しく、おもしろく、を提供してくれるキャラクターは他にいません。二人のシーンは脚本以上に楽しいものになりました。実際にお互いにセリフをかわすと、互いの感情を感じられていい体験になりました!」と、笑顔を見せた。

 本シリーズのシーズン1で描かれたデス・スターの建設が着々と進む暗黒の銀河の描写と、キャシアンをはじめ銀河で生きる普通の人々を重厚に描いた『スター・ウォーズ』らしい人間ドラマは世界中で称賛された。そんな濃密なストーリーを手掛けた脚本家のトニー・ギルロイはくシーズン2について「シーズン1は、12話で丸々1年を描いていましたがシーズン2では4年分を描きます。3話ずつで1年を表現していきます。それを毎週3話ずつ配信されるので、毎週ミニ映画を観るような感覚です。そして、それぞれの“年”ごとに最も重要な3〜4日を切り取って描いていきます」と見どころをアピール。

 また、『シスの復讐』以来モン・モスマを演じるジェネヴィーヴは、「シーズン2のモスマは帝国軍の監視下や裏で、いろいろなことを画策しなくてはならないんです。そして、裏側から表に出るタイミングで真実を語りはじめます」と、モスマの物語で注目してほしいポイントを語る。キャシアンとは旧知の仲で、シーズン2では一緒に命がけのミッションに臨むビックス役のアドリアは、本作でのビックスとキャシアンについて「シーズン2では祖国をはなれて、故郷を思っていますが、ドクター・ゴーストとのこともあり苦しい状況と向き合わなくてはいけません。でも、そこから2人のキャラクターがあわさって美しい物語が描かれます」と明かした。

 キャシアンを追い詰める帝国側の人間ドラマも、これまでにない複雑で緻密に描かれており、シーズン1で好評を呼んだポイントのひとつ。シーズン2には帝国側のドラマを描く上で、『ローグ・ワン』に登場したデス・スター開発に携わった帝国軍の高階級将校であるオーソン・クレニック長官も再登場している。その人気ぶりと期待感から、会場のスクリーンにクレニック長官の場面写真が映し出されると会場から歓声が上がっていた。キャシアンや、キャシアンが反乱軍の仲間に加わるきっかけになった反乱活動に身を投じる謎の男ルーセン・レイエルを追う帝国保安局ISBのデドラ役のデニースは、「私にとってデドラはヴィランではなくて、ただ“仕事をしているだけ”の女性なんです。彼女なりの論理があって、ただ帝国のために最善を尽くしていると信じているんです。そこが逆に恐ろしくもあります」と、帝国の人間として生きるデドラのキャラクターを解説。

 同じくキャシアンを追うシリルを演じたカイルは「このシリーズではいろいろなキャラクターが交錯する中で、帝国全体の流れも描かれています。シーズン2では(シリルとデドラの)二人はだんだんとどうにもならない状況に追い込まれていくので、本当にスパイシーな展開といえるかもしれません」と語った。

 そして最後にディエゴから「今回は特別です。ただのシーズン2ではなく、“最後”のシーズンなんです。だからこのイベントは、僕たち全員にとって本当に大きな意味を持っています。皆さん、携帯電話をしまってください。今から、この大スクリーンでシーズン2の第1話を上映します」と、23日より日米同時配信開始となるシーズン2の1話の世界最速試写がこの会場で行われることをサプライズで発表した。

 一足先に鑑賞できるという思わぬサプライズに、会場に集まったファンは大熱狂し、この日一番の歓声が響き渡った。ただの一市民でしかなかったキャシアンが、どのようにして“大義”のために命がけのミッションに挑む反乱軍の英雄になったのか—。『ローグ・ワン』、そして『スター・ウォーズ』の原点である『新たなる希望』へと続く、キャシアンら名もなき戦士たちの“希望”と“革命”の物語を待ち望んでいた会場中のファンは、スクリーンに映し出される重厚なストーリーに夢中に。世界最速試写を体験し、ファンの興奮の冷めやらぬ中、来日ゲスト8人が豪華登壇したパネルは幕を閉じた。

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