厚切りジェイソン、SNSのなりすまし詐欺に思い 自身も使われるも「被害者の方が影響大きい」

2024年4月24日(水)12時21分 オリコン

なりすまし詐欺に思いを語った厚切りジェイソン (C)ORICON NewS inc.

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 お笑いタレント・厚切りジェイソンが24日、都内で行われた『投資詐欺にダマされないためのABCash特別講座』に特別講師として参加した。

 インスタグラムやフェイスブックなどSNSに投資家や実業家、タレントのなりすまし詐欺広告が問題となっている。これについての意見を求められると「WHY JAPANESE PEOPLE!?」とおなじみのせりふを言ったが「残念なことに実際にやっている人たちが“JAPANESE PEOPLE”じゃない可能性もあると思います。1つ追いかけてみたら、どうやら出してる口座の方は中国から来てた事例は見つけていて。日本国内でやりくりしてるような詐欺でもない可能性もあると思います。なので『WHY JAPANESE PEOPLE!?』だけはもう片付けられないような話ではあります」と根の深い問題とした。「困っている方々も多くいらっしゃるというのもわかりますし、なくなってほしいんですけどね…。難しいところで、そのSNSがちゃんとそういうようなことを片付けてくれなければ、結局何ができるのかは、自分が自分で守るしかないようなところになってしまう。だから、皆さんに発信して、こういうようなことがありますので、気をつけましょうという話になります」と語った。

 自身がテレビに出演した際のキャプチャ画像に偽のテロップを入れる悪質な広告もあった。「本当に言ってたようには見えちゃうようなものもあった。画像があったとしても、それはそれだけで信じきるというのはそろそろできない時代になってしまいました」と渋い顔に。「ネガティブな影響は僕に来たというよりも、その被害に現れている方々に結構あったと思います。例えば、ワタナベエンターテインメント所属で、事務所の方に電話が入ってきて『厚切りジェイソンと名乗る人に◯◯円を振り込んだんですけど、どうですかね?』みたいな。『詐欺アカウントですよ』と。そういうような話は何件か聞きました。あとは、僕はIT企業に勤めているので、その会社の社長に『随分怪しいことやり出したな』みたいなことを言われましたし。『いえいえ、それ僕じゃないんですよ』と」と事例を挙げる。「僕がやってるかどうかは判断つかないようなレベルまでなってしまってるから困りますよね。イメージの価値が下げられるような現象につながったりする可能性もあるので、そういう意味ではちょっと影響を受けているかもしれないです。でも被害者の方の方が、影響が大きいと思います」と口にしていた。

 危険を促しつつ、避ける方法も。「本当に気を付けてほしい。例えば僕の『ジェイソン流お金の稼ぎ方』といった本の中身とかを、もう1回読んだ方がいいかもしれない。例えば『個別銘柄を買うと危険ですよ』言っていることに反するようなことを、厚切りジェイソンと名乗る人が促してるケースが多いんです。あと、仮想通貨は本の中では絶対やらない方がいいと言ってるんですけど、詐欺の方ではそれを勧められるケースがあります。例えば本なり正式なところから出ている情報をもう1回確認していただきたいというのはありますね」と呼びかけた。

 “お金のトレーニングスタジオ”の『ABCash』も風評被害があるそう。「警戒されていて風評被害を受けて、とても悔しい」と同社の悩みについて、ジェイソンは「嫌ですね」と話していた。

オリコン

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