森永卓郎氏の詐欺広告ダントツの約3700件 息子の康平氏病気さえ悪用の内容に「すごく怒っている」

2024年4月24日(水)17時45分 スポーツニッポン

 経済アナリストの森永康平(39)が24日放送の日本テレビ系「ミヤネ屋」(月〜金後1・55)にVTR出演し、父で同じく経済アナリストの卓郎氏(66)と合わせると、2人の名前や画像などを悪用した詐欺広告による被害総額は約10億円に達することを明かした。

 特に卓郎氏の詐欺広告は、著名人をかたる偽物の中でもダントツで約3700件。実業家のひろゆき氏の約2500件や同じく実業家の堀江貴文氏約1600件をはるかに超える。康平氏は「残された時間はあまりないから皆さんに投資のノウハウを教えたいみたいな形の詐欺広告が多く、すごく怒っている」と、ステージ4の膵臓(すいぞう)がんと必死に闘っている父親の病気さえも悪用する内容に憤りを隠せない。

 また、慶応義塾大教授で経済評論家の岸博幸氏も悪用されている1人。岸氏をかたった詐欺広告は約1100件に及ぶ。多発性骨髄腫と闘っている岸氏はこの日、番組に生出演。「病気のことも悪用して書かれているので、本当に許しがたい」と怒りをあらわにした。一方で岸氏は詐欺広告について「もっともらしい経済用語が書かれていますが、貯金を全部移せとか、この個別銘柄が上がるとか、こんなこと経済評論家が言うことは絶対にあり得ない」と、詐欺を見抜く方法の一つも指摘した。

 多くの詐欺広告の温床となっているのはフェイスブックやインスタグラムなどで、その運営元は米国のメタ社。岸氏は「メタは何度言ってもニセ広告を削除してもらえないが、X(旧ツイッター)で偽の私を発見したので削除を要請したらそのアカウントはすぐにプロックされた。会社によって対応は違う」と、対応の遅いメタ社にはいら立ちを隠せない。いまだにメタ社は静観の様相だが、実業家の前澤友作氏はメタ社を提訴する動きを見せており、今後の展開に注目が集まりそうだ。

スポーツニッポン

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