「ウマ娘」聖地巡礼、オグリキャップゆかりの岐阜・笠松に熱気…マップやトレーディングカード配布

2025年4月27日(日)9時23分 読売新聞

トレーディングカードを引くファンの男性(26日、笠松町で)

29日にコラボ記念レースも

 笠松競馬が生んだ名馬・オグリキャップをモチーフとしたキャラクターが主人公のアニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」の舞台となった地を巡る「聖地巡礼」を盛り上げるイベントが26日、地元の岐阜県笠松町で始まった。巡礼用マップやトレーディングカードが配布され、町は初日から多くのファンの熱気に包まれた。(小島駿佑)

 シンデレラグレイは、競走馬をモチーフとしたキャラクターが活躍するゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のスピンオフ作品で、今月からアニメ放送が始まった。作中に笠松競馬場や笠松駅といった町内のスポット、カラフルタウン岐阜(岐阜市)などが登場する。

 町は、作品の舞台を実際に訪れる聖地巡礼のための「カサマツ篇 舞台探訪マップ」を作成し、町役場など5か所で配布を開始した。第1話で主人公の「オグリキャップ」が初登場のシーンで駆け抜けた河川敷のサイクリングロードなどが、アニメのカットとともに紹介されている。

 さらに、町内の飲食店や喫茶店、金物店など協力店舗でトレーディングカードの配布も開始した。キャラクターのイラストを使った全12種のカードで、店舗で1000円以上購入するとランダムで1枚が手に入る。友人と町内を巡った愛知県一宮市の男性(17)は「絶対に来たいと思っていた」と話し、「オグリキャップ」のカードが当たると大喜びしていた。

 町は、町役場などの公共施設にも横断幕や等身大パネルを設置し、町全体でファンを受け入れる態勢を整えた。町未来創造室の今井雄基主任は「町として支援していきたい」と意気込む。

 笠松競馬場では29日、オグリキャップ役の高柳知葉さんら声優4人のトークショーや、「ウマ娘」のコラボ記念レースが開催される。

 笠松競馬を運営する県地方競馬組合は、当日は混雑で駐車場が不足する恐れがあるとし、公共交通機関での来場を呼びかけている。

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