ロバート・デ・ニーロがトランスジェンダー告白の娘をサポートを表明「何がそんなに大問題なのか分かりません」

映画『タクシードライバー』や『グッドフェローズ』、『アイリッシュマン』などで知られる名優ロバート・デ・ニーロ。過去の恋人との間にもうけた娘アイリンが、トランスジェンダーであることをインタビューでカミングアウトしたことをうけ、娘をサポートする声明を発表した。

　2023年に、79歳にして第7子が誕生したことでも注目を集めたデ・ニーロだが、1990年代に交際していた恋人タウキー・スミスとの間にもうけたアイリンが、先日公開されたThem誌のインタビューで、トランスジェンダーであることを告白し、話題になっている。

　これを受け、デ・ニーロはVarityに対し声明を発表。「アーロンを息子として愛し、サポートしてきましたが、今はアイリンを娘として愛し、サポートしています。何がそんなに大問題なのか分かりません。子供たち全員を愛しています」と語ったそうだ。

　アイリンはインタビューの中で、世間の注目から遠ざけ、出来る限り普通の子ども時代を過ごさせてくれたと、両親に感謝。実際にホルモン療法を始めたのは、昨年11月だったと明かし、「トランスジェンダーの女性たちが、特にソーシャルメディアのような公共の場で、オープンに、正直に話し、声を聞いてもらうことに成功しているのを見ると…もしかしたら、遅くないかもしれない、今からでも始められるかもと思うんです」と語っていた。

　彼女自身は、インタビュー記事の公開後、インスタグラムでファンのサポートに感謝。「優しくサポートしてくださった皆さんありがとうございます！　こんなに注目を集めることに慣れていないんです。そして、代理人や事務所がいるかと聞いてくれた皆さま、私は文字通り、携帯電話を持っているだけの女の子です。だから、メッセージを見逃していたらごめんなさいね」と綴っている。