佐藤流司、『君とゆきて咲く』で土佐弁の謎の男役に「まさかの役柄で衝撃」

2024年5月2日(木)0時45分 マイナビニュース

俳優の佐藤流司が、1日に放送されたテレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』(毎週水曜24:15〜※一部地域除く)第2話に出演した。
○■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』
手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。
○■丘十郎の窮地を救った“謎の男”役で佐藤流司が登場
第2話では、新選組の前身“壬生浪士組”に入隊した大作と丘十郎が波乱の共同生活をスタートするも、丘十郎が憎き仇・庄内玄悟(上野凱)に遭遇し、絶体絶命の窮地に陥る。庄内に斬り殺されそうになった丘十郎を救ったのが、右耳に飾りをつけた“謎の男”。彼は目にも止まらぬスピードで丘十郎と庄内の間に割って入ると、「やめちょきや。怪我じゃすまんぜよ」と、余裕とすごみを感じさせる土佐弁で庄内をけん制した。
演じる佐藤は、『仮面ライダーフォーゼ』(2011〜2012年)の佐竹輝彦役でデビューして以来、ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光役や、舞台『呪術廻戦』虎杖悠仁役など数々の舞台で活躍し、確固たるキャリアを築いてきた。佐藤は「てっきり新選組のメンバーを演じるのかなと思っていたので、まさかの役柄で衝撃でした。でも挑戦しがいのある役ですし、役者冥利に尽きるなと思い、すごくうれしかったですね」と謎の男というキャラクターをワクワクしながら演じていると告白。若いキャストが多いこの現場ではベテランの立ち位置ですが、主演の2人とは「“ホテルの近くにウマい店ありますか?”と聞いたら“おいしいラーメン屋さんがあるんですよ!”って教えてくれました」と、率先してコミュニケーションをとったようで、「お互い気持ちよくお芝居ができるよう、私も現場にたくさんの“引き出し”を持ちこんでいきたい」と先輩も後輩も関係なく、切磋琢磨していく覚悟を語った。
佐藤演じる謎の男は敵なのか味方なのか。豪快さを感じさせる人柄と土佐弁が大きなヒントに……? 今後、大作や丘十郎とどう絡むのか、注目だ。第2話は、現在TVer、TELASAで配信中。
そして次回、8日に放送される第3話では、謎の男と同様、第2話から登場した松永新之丞(杢代和人)をめぐる物語が繰り広げられていく。町でならず者たちにからまれていた若者を助けた、大作、丘十郎、南無之介(羽谷勝太)。その若者こそ、南無之介がかつて仕えていた武家の次男・新之丞であることが判明したのだ。行くあてのない新之丞は壬生浪士組の屯所に身を寄せることとなり、彼を慕う南無之介は嬉々として世話を焼くが、武家の出でありながら剣を好まぬ新之丞には人知れぬ葛藤が。しかも、そんな新之丞を狙う、悪しき影がひたひたと忍び寄っていて……。
○■佐藤流司(謎の男 役)コメント
——出演が決まった際の率直な感想を教えてください。
東映京都撮影所にまたお邪魔できることが、単純にうれしかったです。てっきり新選組のメンバーを演じるのかなと思っていたので、まさかの役柄で衝撃でした。でも挑戦しがいのある役ですし、役者冥利に尽きるなと思い、すごくうれしかったですね。
——ご自身の役柄の印象や、演じる上で意識していることを教えてください。
私が演じる“謎の男”は、豪放磊落で竹を割ったような性格。カラッと明るくて複雑な感情が見えないタイプなので、腹に一物を持たないようなお芝居になるように心がけています。その結果、人をひきつける魅力がある男に見えたらいいかなと思っています。ただ、方言が本当に難しくて大変! 間違ってNGを出さないよう、必死に頑張っています。
——時代劇ならではの難しさ、面白さはどのようなところでしょうか?
所作が崩れると時代劇からかけ離れてしまう気がするので、そこは大事にしたいなと思っています。立ち回りのシーンはまだ撮っていないのですが、この謎の男は相当な剣の使い手という設定。流派を構えで表現するとともに、華やかな立ち回りを見せたいですね。
——撮影現場の雰囲気はいかがですか?
和気あいあいとしています。主演のお2人に「ホテルの近くにうまい店ありますか?」と聞いたら「おいしいラーメン屋さんがあるんですよ!」って教えてくれました。京都のラーメン、何軒かめぐったみたいですね。たくさん参考にさせてもらいました(笑)。お互い気持ちよくお芝居ができるよう、私も現場にたくさんの“引き出し”を持ちこんでいきたいですね。
【編集部MEMO】第3話あらすじ
町でならず者たちに囲まれていた若者を助けた、鎌切大作(前田拳太郎)、深草丘十郎(奥智哉)、南無之介(羽谷勝太)。その若者こそ、南無之介がかつて仕えていた武家の次男・松永新之丞(杢代和人)だった。新之丞の実家は安政の大獄の余波でお取り潰しの憂き目にあい、新之丞はやむなく懇意の家に養子に出たものの、厄介払いされ奉公先を探して転々としていたという。最後に行きついたのが会津藩御用達の豪商・鵺野義正(渡辺いっけい)の屋敷だったが、新之丞を邪な目で見る鵺野のもとから逃げ出し、手下たちに追われていたようだ。山南敬助(永田崇人)の温情により、新之丞は壬生浪士組の屯所でしばらく養生することが認められる。再会を喜ぶ南無之介は嬉々として新之丞に尽くすが、新之丞は誰にも言えない葛藤を胸に秘めていた。

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