「鬼嫁キャラは演技だったの」“家”を持たず、世界中を飛び回るモデル・カイヤを直撃!

2024年5月2日(木)16時0分 週刊女性PRIME

カイヤさん

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 鬼嫁キャラとして、視聴者に強烈な印象を残すカイヤさん。だが、そのことを伝えると、「あれは完全に演技だったの。そのイメージを消したいよ」と笑い飛ばす。

「“家”を持たず、世界中を飛び回れる毎日が最高」

「もともと私は、ファッションモデルとしてアメリカやヨーロッパで活動していたんです。1987年に、ユニチカスイムウェアキャンペーンモデルとして来日すると、その後、結婚もあってそういうキャラクターを演じていたら、そのイメージが定着しちゃった。

 実は、同時並行してモデルの仕事もしていたけど、当時はそんなギャップは求めていないという方針から、モデル活動を口にすることはNGだったの」(カイヤさん、以下同)

 タレントとして活動する間も、モデルとして海外の誌面を飾っていたという。これまでシャネル、ディオール、ジャンフランコ・フェレなどでモデルを務めてきたカイヤさんにとって、本業はあくまでモデル。そのため、現在は再びモデルの世界で多忙を極めている。

「原点回帰ね(笑)。6月には、『VOGUE』の撮影で海外に行きます。8月はインターナショナルファッションショーに、9月と10月はミラノのファッションショーのランウェイを歩きます。

 現在のモデルの世界は多様性が求められていて、いろいろなモデルがいる。私を必要としてくれる場所がたくさんあって、モデルとして世界を飛び回れるのは最高だよ」

 その言葉どおり、カイヤさんはショルダーバッグに必要最低限のものだけ詰め込んで、各地を訪問。「パスポートも全財産も全部この中。“家”はないの」と微笑むが、そのライフスタイルは自由そのものだ。なお、現在は映画の撮影のため来日中だという。

「日本に来たら子どもたちのところに泊めてもらったり、欧米に行ったら友達のところやホテルに泊まったり。モデルって身体ひとつあれば成立するからね。子どもたちからは『もっと落ち着いたら?』って言われるけど、時間は止まってくれないから楽しみたいじゃないですか(笑)」

 '23年は、長年続いていた離婚訴訟が結審した。「私は新しい一歩をスタートさせた」と胸を張る。

「いくつになってもチャレンジできるの。そのためにはマインドが大事。自分を一番に考えてあげる──シンプルな考え方。

 自分が元気じゃないと、他の人にパワーを与えられない。だから、自分がいま何をしたいか、自分と対話することを恐れちゃダメ。

 朝起きたら、今日やることを5つ手書きでメモにするの。そうするとやる気が出てくる。私は心理学の勉強が好きだから、いろんな人にアドバイスもしてきました。

 これからは、女性が輝くためにはどんなマインドが大切か、そういった啓発活動もしていきたい。鬼嫁じゃなくて、カッコいいカイヤの姿を見てほしい(笑)。何歳からでも遅くないって伝えていきたいの」

カイヤ●米国シカゴ生まれ。ネイティブ・アメリカンのルーツを持つ。1987年、“ユニチカスイムウェアキャンペーン”のモデルに選ばれると、その後、鬼嫁キャラとして人気を博す。現在もファッションモデルとして、世界各国で活躍中。

取材・文/我妻弘崇

週刊女性PRIME

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