「絶叫パンクス レディパーツ!」「ランドスケーパーズ」英国アカデミー賞テレビ部門で最多3部門受賞
2022年5月9日(月)19時0分 シネマカフェ
「絶叫パンクス レディパーツ!」脚本賞、衣装デザイン賞、キャスティング賞
昨年2021年に英国内で放送されたテレビ番組が対象となるBAFTA賞。「絶叫パンクス レディパーツ!」は、現代ムスリムの多様性とリアリティを軽快なコメディ作品として描き、初放送後わずか半年でシーズン2の製作が決定するほど話題を呼んでいる青春音楽コメディ。今年自身初のノミネートを果たしたクリエーターのニダ・マンズールが脚本賞(コメディ部門)を受賞したほか、衣装デザイン賞、キャスティング賞の計3部門を受賞した。
「ランドスケーパーズ 秘密の庭」撮影&照明賞など3部門
また、1998年の英国で実際に起きた殺人事件を、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞を受賞したオリヴィア・コールマンと『ハリー・ポッター』シリーズのルーピン先生役でお馴染みのデヴィッド・シューリス主演で描いたクライムドラマ「ランドスケーパーズ 秘密の庭」が、オリジナル楽曲賞、撮影&照明賞、美術賞の計3部門を受賞。
「IT’S A SIN 哀しみの天使たち」監督賞&編集賞(フィクション部門)
HIVの感染が拡大し始めた80年代ロンドンのゲイ・コミュニティに生きる若者の友情と苦悩を爽快に描いたドラマ「IT’S A SIN 哀しみの天使たち」は、監督賞(フィクション部門)、編集賞(フィクション部門)の計2部門の受賞。「ドクター・フー」を手掛けたラッセル・T・デイヴィスがHIV/エイズに関する正しい知識が少ない時代に支え合い明るく生き抜いた若者たちを描き出した。
「原潜ヴィジル 水面下の陰謀」作品賞などノミネート
なお、惜しくも受賞を逃したが、昨年の放送作品で原子力潜水艦内で発生した乗組員の死を巡り、疑惑や陰謀が渦巻く中、真相解明に翻弄する警察の捜査を描いたミステリードラマ「原潜ヴィジル 水面下の陰謀」は、作品賞(ドラマシリーズ部門)、美術賞の計2部門のノミネートを果たしている。