鈴木拓 入社早々退職する若者へアドバイス「自分の子どもに言うのは、1回辞めたいと思っても...」

2025年5月9日(金)14時36分 スポーツニッポン

 お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の鈴木拓(49)が8日放送のMBSラジオ「アッパレやってまーす!」(月〜木曜後11・30、土曜深夜0・00)に出演。仕事への向き合い方について語った。

 褒めて伸ばす教育方針の話題になり、お笑いタレント・ビビる大木が「入社初日で会社を辞めちゃう若者がいるじゃない。あれって両親は子どもの頃に叱ってないのかな?」と質問。鈴木は「叱ってないというか、『あなたがやりたいことをやりなさい』って言い過ぎる。自由にさせるから『ああもうコレ合わない』ってなっちゃう」と推測した。

 そして「自分の子どもに言うのは、1回辞めたいと思っても形になるまでは辞めるなって言うようにはしてます」と告白。「モノになるまで、自分で『よく頑張った』って思うまで」と伝えた。

 これを受けて「TOKIO城島茂は、ロケ現場でのスタッフとの会話を振り返り、「制作会社の新入社員が研修で来た。毎年そうやって来るんですけど、聞いたら半数は辞めちゃうと」と回想。「最近はもう転職がステータスみたいな、色んな現場を見てそれが自分の糧(かて)になる」とのスタッフの言葉を紹介した。

 そんな風潮に「ちゃんと習得してるんだったらいいけど、どれだけ身になってるんだろうねって話を僕はした。大人版キッザニアじゃないんだからって凄く思う」と打ち明けた。

 すると鈴木は「1年か2年ついてくれてたマネジャーがいたんですけど、『やりたいことがあるから辞めます』って」と、他業種に転職したマネジャーのエピソードを披露。その後も交流は続いたが「こないだそのマネジャーから連絡が来て、『やっぱりあのままマネジャーを続けておけば良かったです。毎日が刺激的で、お給料とか自分の時間が少ないかもしれないけど、あんなに楽しい時間はなかった。本当はマネジャーのほうが向いてたかもしれません』っていうのを、ちょっと泣きながら言ってた」と明かした。

 その話を聞いた大木は「これからは芸能界以外も出戻りの社員もOKにしたほうがいいと思う」と提案。「やることがちょっと分かったまま来るから、話が早い。『やっぱりこっちの会社のほうが良かったです』ってうのを認めたほうがいいと思う」と進言した。

 共演者からは、一度退職した社員は再退職しがちなのでは?という意見も出たが、一同は誰にでも退職の可能性はあると結論。鈴木は「今の子たちはちょっとこう、続けないと本当のそれの良さみたいなのを、後悔しても戻れない可能性もあるから」とアドバイスしつつ、「俺は長いことやる必要もないと思う、合ってりゃそのまま続けて、ダメだったら辞めてもいいと思う」とも語った。

スポーツニッポン

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