『あんぱん』目線一つで心をつかむ蘭子役・河合優実の凄み メイコ役・原菜乃華は天真爛漫さが役柄にぴったり

2025年5月12日(月)8時15分 マイナビニュース


女優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合 毎週月〜土曜8:00〜ほか ※土曜は1週間の振り返り)では、今田演じる主人公・朝田のぶ、河合優実演じる次女・蘭子、原菜乃華演じる三女・メイコの朝田家3姉妹が三者三様の魅力を放っている。河合と原も、3365人の中から今田が選ばれたヒロインオーディションに参加。そこでの演技や佇まいなどから蘭子役とメイコ役に起用された。2人の魅力について制作統括の倉崎憲氏に話を聞いた。
112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと妻・暢さん夫婦をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶ役を今田美桜、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海が演じ、脚本は中園ミホ氏が手掛けている。
今田演じる長女・のぶは、ハチキン(快活で勝気な)性格。河合演じる次女・蘭子は真面目で器用なしっかり者、原演じる三女・メイコは天真爛漫で歌うことが好きという、それぞれ異なる性格が魅力的に描かれている。
○河合優実は「ずっと見ていたくなるような人」
倉崎氏は「3姉妹それぞれの、三者三様の生き方を通じて伝えたいものがある」と述べ、オーディションでの河合について「ずっと見ていたくなるような人」と惹きつけられたと振り返る。
「河合さんは芝居に限らず、自己紹介にしても、他の人が芝居しているときの佇まい含め、この人はずっと見ていたくなる人だなと思いました。そして、カメラテストで最終候補者15人に1人ずつ芝居してもらったときに、河合さんはスタジオ内の環境を人知れず確認していて、瞬時に空間を把握して自分のものにしているのを見たときにすごいなと。すべてを芝居に反映させているわけではないと思いますが、その才能というか嗅覚にすごく惹きつけられましたし、昭和の着物なども似合いそうだとも思いました。」
そして、ヒロインに今田が決定した後、次女、三女について話し合っていたときに、「河合さんで絶対いきたい」と熱望し、河合に決まったという。
キャラクター的にも蘭子にマッチすると考えたそうで、「蘭子は冷静で俯瞰的で、家族全体を見ていて、自分の幸せよりも家族の幸せを願っている人というところも含め、河合さんに演じていただいたらすごくハマるのではないかなと思いました」と話した。
実際に現場で芝居や完成した映像を見ても、河合の凄みを感じているそうで「河合優実さんは目線一つで人の心を、気になる人だなと思わせる力があるので、セリフがなかったとしても、蘭子が豪(細田佳央太)をちょっと見るだけで、すごく感じるものがありますよね。パン食い競走の受付のときもそうだし、“釜じい”(釜次/吉田鋼太郎)が冗談でのぶと豪が結婚したらどうだという話をした時の目線一つとっても、河合さんだからこそ出せる雰囲気がある」と述べ、オーディションのときから「只者ではない」感じが出ていたと振り返る。
○原菜乃華は天真爛漫で明るいメイコにぴったり
原については、「グループオーディションでの自己紹介のときに、周りの人になんて言われるかという質問に対して、『サムライです』と答えて、理由を聞いたら『ストイックなんだと思います』と言っていて、面白い子だなと思いました」とオーディションでの微笑ましいエピソードを披露。
続けて、「いわゆるザ・朝ドラヒロインみたいな、明るくて天真爛漫という観点でいうと、原菜乃華さんは圧倒的。朝ドラにおいては、こういう人を世の中の人は見たいんじゃないかなと思いました」と述べ、「原さんがいるだけでその場も明るくなりますし、芝居も達者で。メイコの天真爛漫で明るくてみんなに愛されるようなキャラクターにぴったりだなと思ってオファーしました」と語っていた。
(C)NHK

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