『遠い山なみの光』広瀬すず・吉田羊・松下洸平・三浦友和らカンヌ映画祭へ渡航決定
2025年5月13日(火)15時28分 オリコン
映画『遠い山なみの光』(9月5日公開)(C)『遠い山なみの光』製作委員会
あわせて解禁されたティザーポスターには、3つの印象的なカットが重ねられている。中央には、広瀬演じる主人公・悦子が清らかな眼差しでこちらを見つめる姿。上には、二階堂ふみ演じる佐知子がどこか憂いを帯びた笑顔を浮かべ、下にはイギリスで花を愛でる悦子の姿が描かれている。「“私”がついた嘘」というコピーが添えられたポスターは、登場人物の内面に秘められた〈嘘〉と〈真実〉を静かに示唆し、物語のミステリアスな空気を感じさせる仕上がりとなっている」。
本作は日本・イギリス・ポーランドの3ヶ国による共同製作。ポストプロダクションをポーランドで行うなど、ポーランド国立映画大学で映画を学んだ石川監督にとって「原点回帰」とも言える作品に仕上がっている。なお、石川監督のカンヌ映画祭選出は今回が初となる。
■ストーリー
日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何一つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった——。