中居正広氏側の反論 デーブ・スペクター氏が提案「ここまできたら記者会見をやるしかないと」
2025年5月13日(火)15時21分 スポーツニッポン
放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏が13日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、フジテレビの問題を調査していた第三者委員会から元アナウンサー女性に対する性暴力を認定された元タレント中居正広氏が、代理人弁護士を通じ反論したことについてコメントした。
弁護士によると中居氏は、3月9日に約6時間にわたり第三者委員会のヒアリングに応じたが、調査報告書にはその発言要旨がほとんど反映されていなかったとし、「調査報告書は中立性・公平性に欠け、極めて大きな問題がある」と問題視した。その上で、中居氏の人権救済のため、第三者委員会にヒアリング記録や証拠、性暴力認定の証拠の開示を求めるなどしている。
また、問題視したのは“性暴力”の表現。弁護士はあらためて中居氏に主催な事情聴取を行ったとし、「「性暴力」という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった」とした。第三者委が引用した世界保健機関(WHO)の性暴力定義は、「性を使った暴力全般」という幅広いもので、弁護士は「中立性・公正性に欠け一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない極めて大きな問題がある」と指摘している。
MCのフリーアナウンサー宮根誠司から「中居さんとしては(WHOの定義が)広いんじゃないか?と」と振られたデーブ氏は「その通りだと思う」と回答。「WHOの基準というのは必要は必要だが、ただ幅が広すぎて、解釈や濃淡もケースバイケースもあるわけですから、どの場合に当てはめるか誰も分からない。まして守秘義務もあるわけですから」と続けた。
また「第三者委員会(の報告書)が出た時に、中居氏が不満である、納得していないという情報も聞いたんです」とも。「だからといって、守秘義務がある限りは、これ以上の進展はあり得ないと思う。求めてもいないので、だったら、ここまできたら、記者会見をやるしかないと思いますよ。正直に言いますと。やり方は置いておいて、必要ではないかと思います」と述べ、中居氏に会見を開くことを提案した。
さらに「これだけ大騒ぎになったわけだから、このままだと本人が納得しないのならば、次のステップにいかないといけない」とし、「第三者委員会は、自分たちが調べたことを“そうですか。そこ間違ってました”と言いたいわけもないですから。いろんな意味で、抽象的な、釈然としないまま終わっているという気がします」と自身の考えを口にした。