中居正広氏側の“性暴力”反論 CBC解説委員が疑問「それを暴力と言う時代になっているんじゃ?」

2025年5月13日(火)17時15分 スポーツニッポン

 CBCの石塚元章特別解説委員が13日、TBS系「ゴゴスマ〜GOGO!smile〜」(月〜金曜後1・55)に生出演し、フジテレビの問題を調査していた第三者委員会から元アナウンサー女性に対する性暴力を認定された元タレント中居正広氏が、代理人弁護士を通じて公表した反論内容について、自身の疑問点を述べた。

 調査報告書内では、中居氏が女性との示談内容について守秘義務の解除に応じなかったと記された。しかし弁護士は書面で「中居氏は当初、守秘義務解除を提案していました」とし、「第三者委員会から“2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない”との回答があったという経緯がありました」とも説明した。

 また、書面で問題視したのは“性暴力”の表現。弁護士はあらためて中居氏に主催な事情聴取を行ったとし、「『性暴力』という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった」とした。第三者委が引用した世界保健機関(WHO)の性暴力定義は、「性を使った暴力全般」という幅広いもので、弁護士は「中立性・公正性に欠け一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない極めて大きな問題がある」と指摘している。

 こうした主張に、石塚氏は「性暴力の判断の基準って、昔はそういうのは性暴力とは言わなかったんだけど、今はそうじゃないんだよという…つまり立場上、弱い立場の人を押し倒したりすると、相手が同意したとか言っても、そうとは言い切れないんだよとか、ハードルが変わってきている」と私見を口に。「中居さん側の反論が、まさに昔的な反論に見えなくもない」とも指摘した。

 その上で「それをわざとあえて、“日本語から想起される暴力的なものはなかった”というのは、どういうお考えなのかな。そういうところがおかしいんじゃない?これまでの日本は…と言われているんじゃないかな」と疑問を呈した。

 この反論を弁護士が出したことにも首をかしげた。「弁護士側が付いていて、そういう言い方をするのは解せなくて」。さらに「そういう古い認識じゃダメだよという世の中になっているのに、それをことさら書いてきて、“それを暴力というのはね”ということを言っているけど、それを暴力と言う時代になっているんじゃないですか?」とした。

スポーツニッポン

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