BPO 「月曜から夜ふかし」ねつ造問題めぐり日テレ関係者へヒアリング 放送倫理検証委から厳しい意見

2025年5月13日(火)14時30分 スポーツニッポン

 放送倫理・番組向上機構(BPO)は13日、公式サイトを通じ審議入りしていた日本テレビ「月曜から夜ふかし」に関する審議の内容を発表した。

 番組を巡っては、3月24日の放送回で中国出身の女性の発言を意図的に編集し放送。同局も放送された発言などが別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集したものだと説明し、謝罪していた。BPOの放送倫理検証委員会は4月、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。

 この日、公式サイトでは「日本テレビは、2025年3月24日に放送したバラエティー番組『月曜から夜ふかし』の街頭インタビューのコーナーで中国出身の女性の声を紹介したが、放送後この女性から実際に話した内容とは違うという指摘を受けた」と改めて経緯を説明。

 9日に行われた放送倫理検証委員会では、「担当委員から当該放送局の関係者にヒアリングした結果が報告された」とし、委員からは「差別意識が底流にあったのではないか」「バラエティー番組とはいえ、もう少し国際感覚を磨くべきではないか」といった意見が出たと報告。

 最後に「これらの意見を踏まえて担当委員は引き続き当該放送局のヒアリングを続ける」と結んだ。

 日本テレビは12日、再発防止策の実施体制が整ったとして、発覚後やめていた街頭インタビューを再開すると発表。同局によると、インタビュー内容を複数の番組スタッフや担当外の社員がチェックし、適切な編集かどうかを確認。制作モラル向上のための研修を繰り返し行うという。

スポーツニッポン

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