4人組バンド・ねぐせ。甲子園球場で“円陣”「ここでライブしたい!」 夏の高校野球応援ソング担当

2024年5月14日(火)5時0分 オリコン

『熱闘甲子園』テーマソングを手がけるねぐせ。(C)ABCテレビ

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 4人組ロックバンド・ねぐせ。が、 ABCテレビの「夏の高校野球応援ソング」を手がけることが14日、発表された。

 「第106回全国高校野球選手権大会」は、8月7日に開幕を迎える。ねぐせ。の新曲「ずっと好きだから」が、開催期間中の『熱闘甲子園』や『ABC高校野球中継』のほか、全国地方大会の結果を紹介する『甲子園への道』などで使用されることが決定した。

 ねぐせは2020年に名古屋で結成され、りょたち(ギター&ボーカル)、しょうと(ベース)、なおと(ドラムス)、なおや(ギター)からなる“笑顔がモットー”の4ピースバンド。ポップで親しみやすいメロディーと等身大の歌詞が人気で、2022年にリリースした「グッドな音楽を」は、TikTokの総再生回数が9億回を突破。今年6月13日には初の日本武道館単独公演が控える。

 りょたちが作詞・作曲した「ずっと好きだから」は、“続けること”の尊さを、聴く人の思いに寄り添うように歌い上げたミディアムナンバー。初めてラップにもチャレンジするなど、力強いメッセージを真っ直ぐに届け、球児たちの忘れられない夏を鮮やかに彩る。

 このほど、メンバー4人が阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)に登場。「これはやっとかないと」と通路で気合いの“円陣”を組み、いざグラウンドへ。目の前に広がる球場のスケール感に「すげー!」「こんなに広いの?」と圧倒された様子で、「ここでライブしたい!」とアーティストならではの願望が飛び出した。

 メンバーが白球を手にポーズをとる写真撮影では、野球経験者のりょたちがリードして「ここはナックルでいこう」「ここはフォーク」と握り方を変えたり、全員でボールに手をかざして「高校球児に届け!」とパワーを送ったりと、まさに“笑顔”があふれた。

 ねぐせ。公式YouTubeやSNSでは「ずっと好きだから」の音源が一部聴けるティザー映像が公開。楽曲レコーディング時の風景で構成されたものとなっている。


■ねぐせ。会見コメント

——初めて訪れた甲子園球場の印象は?

なおと:とにかくデカいっすね!これまでテレビでしか見たことがなかったので、ビックリすることが多いです。

りょたち:やっぱり球児たちの聖地だからか、すごいオーラみたいなものも感じますね。

しょうと:(地元・名古屋の)バンテリンドーム ナゴヤとはまた違うスケール感。空が見えるから、すごい開放感がありますね。

なおや:緑の芝生がすごく鮮やかで気持ちいいですね。

——楽曲を担当すると聞いたときの感想は?

りょたち:まさにホームランを打たれたかのような衝撃で(笑)。毎年のように見ていた高校野球に携わることができるのはとにかくすごいことすぎて、あまり実感がなかったんですけど、きょう、実際に甲子園に来て、やっと実感が湧いたかなという感じです。

しょうと:最初にお話いただいたときは「え、ホントに!?」と信じられない思いでした。きょう、甲子園に足を運んでみて、曲に対する僕らの熱量が増したように思います。

なおと:高校球児たちの一番の夢となるこの場所に僕たちの曲が流れるのは本当にうれしいと感じました。自分たちが言うのも何ですけど、本当に最高な曲ができたと思うので、甲子園に出場するみなさんの背中をたくさん押していけたらと思っています。

なおや:僕は母校が(イチロー選手などが活躍した)愛工大名電で、甲子園は憧れの地でもあったので、高校野球に音楽で携わることができると聞いてすごくうれしかったです。

——ご家族など身近な方の反応は?

りょたち:僕の父親が小学校から高校までずっと野球をやっていて、甲子園を目指していたこともあります。その影響もあって、僕も小学1年生のときに野球を始めたんですけど、ヘタクソすぎて半年も経たずに止めてしまいました(笑)。(楽曲担当が決まったことを)父に報告したら、「俺が立てなかった甲子園に曲で携わるってことで、ある意味夢をかなえてくれた。ありがとう」と言っていましたね(笑)。

——楽曲に込めた思いは?

りょたち:これまでのねぐせ。の曲というと、人の弱い部分やマイナスな感情に一緒になって寄り添って「大丈夫だよ」と支えるようなものが多かったんですけど、今回は“応援歌”。誰かの背中を押してあげられるような、曲を聞いたときにいろんな人のいろんな感情が動くような曲にしたいと思って書きました。

——タイトルを「ずっと好きだから」に決めた理由は?

りょたち:高校野球って必ずしも楽しいことばかりじゃない。つらい練習があったり、試合に負けたとか、レギュラーになれないとか、そういう悔しさもあると思うんです。それでもずっと続けられる理由は、やっぱり「好きだから」なんじゃないかなと思うんですね。それは野球だけじゃなく、僕にとっての音楽でもそう。だからそこに重きをおいて曲を作ってみようと思いました。特にサビの部分の歌詞には、そんな気持ちをストレートに書いています。あと、初めての試みとして、後半でラップを入れてみました。ラップだとより直接的に思いが伝わるんじゃないかという感覚が自分の中にあったので、そんなところにも注目しながら聞いていただけたらと思います。

——最後に、高校球児に向けてエールをお願いします。

りょたち:高校の3年間は人生で一回しかないし、ただただ楽しむことを一番にがんばっていれば後悔することは絶対にないと思います。僕も曲で応援します!

しょうと:高校のときに友だちが甲子園を目指していて、残念ながら途中で負けてしまったんですけど、真剣にやっていたから悔いのない顔をしていたんですね。だから悔いが残らないように自分のすべてを出していくことが大事なのかなと思います。がんばってください!

なおと:僕は高校時代にテニス部で、最後の大会で負けてしまったんですけど、それも今では貴重な思い出です。だから、今はとにかく野球を楽しんでほしいですね。がんばってください!

なおや:努力して真剣に向き合った時間はかけがえのないものになるので、最後の最後までがんばってください!

■ABCテレビ 夏の高校野球関連番組
『甲子園への道』7月23日(火)〜全国49代表校決定まで放送(予定)※ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット
『熱闘甲子園』8月7日(水)開幕〜決勝まで連日夜生放送 ※休養日除く(予定) ※ABCテレビ・テレビ朝日系列全国ネット
『第106回 全国高等学校野球選手権大会 中継』8月7日(水)開幕〜決勝まで ※休養日除く ※ABCテレビ・ABCラジオ・BS朝日・スカイA(録画)ほか系列各局

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