帝国劇場、明治座と貸館契約を締結 期間は「複数年、並びに複数月」 25年3月に『屋根の上のヴァイオリン弾き』上演へ

2024年5月15日(水)12時0分 オリコン

2025年3月に明治座で上演される東宝ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』

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 再開発のため2025年2月をもって一時休館となる帝国劇場が15日、明治座と貸館契約を締結したことを発表した。期間については「複数年、並びに複数月」としている。この契約を受け、同年3月から明治座でミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』を上演することも併せて発表された。

 東宝株式会社演劇部/帝国劇場は「帝国劇場をはじめ、都内大劇場で演劇公演を発信しております弊社は、このたび株式会社明治座様(東京都中央区日本橋浜町)と、複数年、並びに複数月に亘る貸館契約を締結いたしましたことをここに御報告申し上げます」と伝えた。

 「ご存じのように帝国劇場は2025年2月をもちまして再開発のために一時休館いたしますが、この間、創業150年を超える日本有数の名門劇場である明治座様に上演の場をご提供いただくこととなりました」と説明。「明治座様のこの度の格別なご高配に、この場をお借りして心より御礼申し上げます」と記した。

 「弊社では本契約を受けて、2025年3月の明治座様において、1967年帝国劇場での日本初演以来、半世紀以上にわたり連綿と受け継がれてまいりました不朽の名作ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』を上演させていただきます」とし、「この度のご協力により、相互の知見を相乗的に高め合い、より一層お客様に楽しんでいただけるよう、さらに演劇製作興行に邁進する所存でございます」としている。

 同ミュージカルの出演者は市村正親、鳳蘭、美弥るりか、唯月ふうか、大森未来衣、上口耕平、内藤大希、神田恭兵、今井清隆ほか。東京公演は2025年3月に上演されるほか、4〜6月にかけて全国ツアーが行われる。

■各コメント
【市村正親】
明治座は西村晃さんの付き人時代に、三木のり平さんのお芝居で2 度ほど出演しています。ただ、新しい劇場になってからは機会がなかったので、ついに明治座に登場か!という気持ちです。初めて出演した時は”町人その1”のような役でしたが、時を経て、『屋根の上のヴァイオリン弾き』で明治座に乗り込むことができます。人形町の食べどころも楽しみにしています!明治座をこよなく愛しているお客様に、素敵な作品の『屋根の上のヴァイオリン弾き』をお届けいたしますので楽しみに待っていてください。

【鳳蘭】
今の時代に失われつつある、家族の強い絆と愛情、近隣で暮らす人達との交流と友情、その様な人が生きていく上で支えとなる大切なものがギュッと詰まったミュージカルが『屋根の上のヴァイオリン弾き』です。私はこの公演で5 回目のゴールデです。今回明治座での上演ということで、初めての劇場ですので、心も新たに市村パパに寄り添って、愛と優しさと可愛さのある、ちょっぴり口うるさいゴールデを演じたいと思います。

オリコン

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