広瀬すず主演「遠い山なみの光」カンヌ映画祭公式上映で5分間スタンディングオベーション!白のドレスは...
2025年5月16日(金)1時3分 スポーツニッポン
女優の広瀬すず(26)主演の映画「遠い山なみの光」(9月5日公開、監督石川慶)が15日、第78回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で公式上映された。
ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロ氏の長編デビュー作が原作。吉田羊、松下洸平、三浦友和ら豪華キャストが集結した。1950年代の長崎と80年代の英国を舞台に、原爆を体験した女性・悦子が抱える記憶の秘密に迫るヒューマンミステリー。
主演の広瀬すずは、2015年に参加した是枝裕和監督作「海街diary」以来10年ぶり2度目、吉田羊、松下洸平、三浦友和は初めてのカンヌ国際映画祭への参加。広瀬はルイ・ヴィトンの白いノースリーブのドレスに身を包み、吉田は赤白の着物、松下はアルマーニのタキシード、三浦はHUGOBOSSのタキシードを着て登場した。
公式上映の会場であるドビュッシー劇場に監督、キャストらが入ると満席の客席からは大きな拍手が沸き上がった。上映前には、石川監督が「ボンジュール!こんにちは。今日は本当にこの映画をずっと支えていただいたカズオ・イシグロさん、それから本当にずっと映画で戦ってくれたスタッフ・キャストの皆さんと、そして朝からこの会場に駆けつけていただいた皆さんと、この特別な瞬間を共有できることをとても嬉しく思っています。今日は自分も一観客に戻って映画を楽しみたいと思います」とあいさつ。
上映終了後には、観客からは5分間にわたるスタンディングオベーションが起こり、監督、キャストらは握手と抱擁で喜びを分かち合あった。