『ウルトラマンアーク』グランドフィナーレで新番組『ウルトラマンオメガ』にバトンタッチ - 戸塚有輝「これからもアークはみんなの心の中にいるよ!」

2025年5月17日(土)18時45分 マイナビニュース


特撮映画『ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク』のグランドフィナーレ舞台挨拶付き上映会が2025年5月17日、東京・新宿ピカデリーで開催され、テレビシリーズ『ウルトラマンアーク』の主人公・飛世ユウマを演じた戸塚有輝ほかメインキャストが結集。そして7月5日からスタートする新番組『ウルトラマンオメガ』のオオキダ ソラト役・近藤頌利がかけつけ、ウルトラの絆を受け継いだ。
映画『ウルトラマンアークTHE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク』は、2024年放送のテレビシリーズ『ウルトラマンアーク』の劇場版として、2025年2月21日より上映された。竹中直人演じる「宇宙賢者ディグル星人 サスカル」は、ウルトラマンアーク/ユウマに勇者の資格があるかどうかを試すべく、時空を超えた「究極の試練」を課した。これに失敗すれば、ユウマはアークとしての力を失ってしまうのだという。果たしてユウマは持ち前の「想像力」を駆使して試練に打ち勝ち、未来を守ることができるか……?
怪獣防災科学研究所「SKIP」星元市分所の若き所員で、ウルトラマンアークと一体化している飛世ユウマを演じる戸塚有輝は「今年の2月から、いろいろなところで“今の気持ち”を話してきましたが、それが今日で最後になるというのは、さみしい気持ちですね」と、ユウマとして過ごしてきたこれまでの濃密な日々を少し名残惜しそうにふりかえりながら、つめかけた客席の子どもたちに明るい表情を向けた。
地球防衛隊からSKIP星元市分所に派遣されている特別調査員で、何よりもコーヒーにこだわり、コーヒーを愛する石堂シュウを演じる金田昇は「ウルトラマンアークのメンバーとしてみなさんとお会いするのも、今日で一区切りになりますので、ぞんぶんに楽しんでください!」と挨拶し、戸塚と同じく寂しさをのぞかせながらも、最後まで楽しんでいきたいと笑顔を見せた。
SKIP星元市分所の頼れるお姉さん的存在の天才プログラマー・夏目リン役の水谷果穂は「これまで、私たちSKIPのみんなを応援してくれた方たちが、今日集まってくれていると思いますので、みなさんと楽しむ時間にしたいです」と挨拶し、『ウルトラマンアーク』がたくさんのファンの方々の応援のおかげで成り立っていることを改めて実感した。
SKIP星元市分所メンバーを率いる、柴犬が大好きな伴ヒロシ所長を演じる西興一郎は「こんなにたくさんの方たちが来てくださって、『ウルトラマンアーク』はほんとうに愛されている作品なんだなあと思いました」と挨拶し、『ウルトラマンアーク』の作品世界を愛するファンの熱気をダイレクトに感じて心から嬉しそうな笑顔を示した。
今回はウルトラマンアークやSKIPのことなら何でも知っている「辻本博士」として子どもたちに挨拶をした『ウルトラマンアーク』メイン監督・辻本貴則監督は「みなさんの応援は、博士としてすごく嬉しいです! ウルトラマンアークとしてのイベントはここで最後なのですが、しんみりするよりは楽しみたい」と、メイン監督として全力で取り組んだ『ウルトラマンアーク』への愛着の強さを語った。
続いて辻本監督は「多くのウルトラマンシリーズでは、カッコいい防衛隊の活躍が目立っていましたが、今回の『ウルトラマンアーク』では、ここにいるSKIPメンバーのホンワカした空気が特徴になりました。最初はウルトラマンアークの活躍が目当てだったけど、だんだんSKIPメンバーそれぞれの動きを見るのが楽しみになってきたという声も多く、このメンバーでほんとうによかったと思っています」と「今だから言えること」を語り、キャスト陣のあたたかなムードや、各人の個性が作品を引っ張っていったという感想を述べた。
金田は「今まで言ったことのないことを言います」と前置きし「一度でいいから、みんなのようにSKIPジャケットを着てみたかった!」と、スマートなスーツ姿で全話を通したシュウの役どころについての思いを語った。すると、西から「いま着てみる?」と優しい提案があり、金田がすぐさま上着を脱いで西のジャケットに袖を通し、満足げにほほえむという実にレアな場面が見られた。金田はSKIPジャケットを着た感想として「塾の講師みたい」と言って照れ笑いをしながら「こんな格好で怪獣災害の現場に行ってみたかったなあ」と、シュウのさらなる活躍シーンを夢想した。
戸塚は、『ウルトラマンアーク』に明け暮れた1年間をふりかえって「特に、年末年始(ウルトラヒーローズEXPO2025ニューイヤーフェスティバルIN東京ドームシティ)がたいへんだったなあ」と、12月27日から1月6日までの連日行われたヒーローライブステージで、金田と2人で熱演していた日々のたいへんさを振り返った。さらに「もう一回できるかと言われると、できないかもしれない『ネタ』みたいなこともやりましたからね」と戸塚がライブステージの再現をうながすと、金田は独特なアクションを交えつつ、「テケテケテケ……」といった独特な口真似でのドラムロールを披露。その直後、戸塚はポケットから小さなアークの人形を取り出して見せ「さびしくないよ! アークはこれからも、みんなの心の中にいるよ!」と、アークとの別れを寂しく思う子どもたちに優しいケアをするかのような言葉を投げかけ、その見事な芸が客席を大いになごませた。
次に、映画の中で印象的な活躍をする「黒い巨人」こと、ギルアークを呼びたい! と希望した金田は、「ユウマの大切なもの」=変身アイテム・アークアライザーを手にして、苦悶しながら変身ポーズを取った。すると、暗闇の中からギルアークがクールに登場。久々の再会を喜び、シュウ(金田)とギルアークがかたい握手をかわす場面も見られた。
続いて、SKIPの重要なメンバーである高性能AIロボット・ユピーがコミカルに登場して、ステージに明るい空気をふりまいた。さらに、ユピーの声を演じる人気声優・広瀬裕也もサプライズ出演を果たし、戸塚たちキャスト陣を歓喜させた。
全員そろったSKIPメンバーと、辻本監督、広瀬は元気よく「SKIP体操」を披露し、客席の子どもたちの気持ちを盛り上げた。
そしていよいよ、7月5日より放送開始する新番組『ウルトラマンオメガ』から、ウルトラマンオメガに変身するオオキド ソラトを演じる近藤頌利が『アーク』キャストと子どもたちの呼び声に応えてステージに登場。ソラトは地球のことを何も知らない状態で、宇宙からやってきたという設定。近藤は客席の子どもたちをまじまじと見つめながら「人がいっぱいですね。こんなに人を見ることはなかなかないので、そわそわします」と、宇宙人らしさ全開で挨拶した。
地球にやってきたばかりで、地球人の言語をよく知らないソラトに、SKIPメンバーからひとことずつ「言葉」を贈ろうということになり、辻本監督からは「ありがとう」、ユピーは自身の決めゼリフをもじって「ソラトにおまかせ!」、西からは「円谷さん」、水谷は「お天気の話」、金田は「コーヒー大好き」と、わりと自由なアドバイスを加えながら大事な言葉を伝えた。戸塚からは、ユウマの大切にしている「想像力を解き放て!」が飛び出し、続けて「ぜひ、一緒に変身しましょう」と戸塚から近藤への呼びかけが行われた。
ユウマ(戸塚)はアークアライザーを構え、ソラト(近藤)は宇宙ブーメラン「オメガスラッガー」を構えて、それぞれ変身ポーズを披露。すると輝く光とともに、ウルトラマンアーク、ウルトラマンオメガがその勇姿を見せた。
最後にマイクを手にした近藤は「みんな、ありがとう! さっそく(辻本監督からの言葉を)使わせてもらいました。『ウルトラマンオメガ』の物語が、もうすぐ始まります。みなさん、SNSで宣伝してもらって、ウルトラマンオメガをどんどん盛り上げてください。ウルトラマンの先輩たちがいたからこそ、僕たちも頑張ることができます。応援をどうぞよろしくお願いします!」と熱く語って、これから始まる『ウルトラマンオメガ』への期待を高めた。
続いて戸塚は「想像力は、等しくみんなが持っているもの。きっと、未来にも想像力を持ったウルトラマンが生まれると信じています。そのとき、となりに立っているのはウルトラマンアークだったら……と、僕も想像しています。作品としては一区切りを迎えますが、これからも『ウルトラマンアーク』の物語をたくさんの人たちに楽しんでもらいたいです!」と元気よくコメントし、新番組『ウルトラマンオメガ』と同じく『ウルトラマンアーク』を愛し続けてほしいと、ウルトラマンファンに熱く呼びかけた。
『ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク』は、TSUBURAYA IMAGINATIONにて独占配信中。『ウルトラマンオメガ』は、7月5日あさ9時よりテレ東系6局ネット発・世界同時期放送配信スタートだ。
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク特別編製作委員会
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンオメガ製作委員会・テレビ東京

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