渡辺謙 カンヌ国際映画祭で世界初上映「国宝」「すごく楽しみ」「海外の皆様にも伝わると思っている」

2025年5月18日(日)7時55分 スポーツニッポン

 俳優の吉沢亮(31)主演の映画「国宝」(6月6日公開、監督李相日)が18日(日本時間19日)、第78回カンヌ国際映画祭の「監督週間」部門で公式上映される。

 公式上映に参加予定の吉沢、横浜流星渡辺謙、李監督がカンヌの地に到着。街並みを目にした渡辺は「これまで色々な映画祭に連れて行っていただき、カンヌで映画祭はコンプリートになりますが、みんなで集中して映画を盛り上げていこうという雰囲気があって、やっぱり素敵だなと思いますね」と語り、「事前に作品をご覧になった記者さんから質問をいただいていますが、僕たちが描きたかったことに関する質問が来ているので、海外の皆様にも伝わると思っています。ただ、一般のお客様がどういうふうに感じるかはすごく楽しみです」と自信と希望に満ちた思いを語った。

 横浜は「芸術溢れる街で美しくて、リゾートの雰囲気も下町のような雰囲気もあって、色んな表情がある町だなと思います」とコメント。「フランスでは歌舞伎をはじめ浮世絵など、日本の文化に興味をお持ちの方が多いと思うので、日本が誇る伝統芸能である歌舞伎を題材とした作品を、見てくださった方がどのように感じてくださるのかがすごく楽しみです」と期待感をにじませた。

 これまで「悪人」でモントリオール世界映画祭、「許されざる者」でヴェネチア国際映画祭、「怒り」でトロント国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭に参加してきた李監督は、「単に日本映画ということだけでなく、日本の伝統芸能を扱っている作品がカンヌに出品されるということは、そう多くはないことだと思います」とし、「それに今の映画界でトップを走っている俳優たちが勢ぞろいして、日本の伝統芸能を題材にした作品に取り組むという、エンターテイメント性と作品性の両方を持っている作品がカンヌに選出されたということはすごいことですし、どう見られるかがとても気になります」と期待。世界初上映となる公式上映についても「作り手にとっては重圧で、なかなかタフな時間になると思います」と監督ならではの胸の内を明かした。

スポーツニッポン

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