熱愛報道は1度だけ、億ション複数持ち、写真家との結婚・出産…多部未華子(36)の“スキャンダルとは無縁”な堅実人生
2025年5月20日(火)18時0分 文春オンライン
多部未華子(36)主演のドラマ「対岸の家事」(TBS系)の評判が上々だ。
「家事と育児をテーマに、専業主婦役の多部と、働く母役の江口のりこの演技派同士の対峙がドラマの軸。現代性のあるストーリーが主婦を惹きつけ、視聴率は6%台ですが、TVerの再生回数は400万回を突破しています」(放送記者)
東京出身の多部は13歳で女優デビュー。2005年の映画「HINOKIO」と「青空のゆくえ」の演技が評価されブルーリボン賞新人賞。ティーンの頃から後の演技派の片鱗を覗かせていた。

「母親の影響で子供の頃からミュージカルを観劇。芝居の勘もいいし脚本の理解力にも優れていた。主演映画『夜のピクニック』の高校生役は透明感のある独特の雰囲気を醸し出し、映画界からも高い評価を受けた」(映画誌デスク)
朝ドラヒロイン抜擢時は宮﨑あおいの“バーター説”も囁かれたが…
09年、NHK朝ドラ「つばさ」のヒロインに抜擢。
「当時の事務所の先輩である宮﨑あおいが前年大河『篤姫』でNHKに大いに貢献したことから、バーター説も囁かれたが、多部本人の演技力の高さで噂を吹き飛ばした」(民放関係者)
朝ドラでは短大生を演じたが、多部本人は当時、名門・東京女子大現代文化学部の現役学生だった。
「多忙でなかなか学校に通えず、休学・留年をはさんでなんとか6年で卒業した」(女性誌記者)
「億ションを複数切り盛りする財テク女優でもあります」
朝ドラでのブレイクをきっかけに民放局からのオファーも殺到。多くの作品で主演を張った。ノースキャンダルで好感度も高く、CMも増えた。もちろん収入も増え——。
「女優活動をサポートしていた母親が『不動産投資』を助言。11年のマンション購入を皮切りに、億ションを複数切り盛りする財テク女優でもあります」(芸能関係者)
二宮和也ら共演者食いの人気俳優との仕事も多いが、熱愛報道は多部の部屋に通う姿を13年に撮られた窪田正孝だけ。芸能デスクが言う。
「トーク番組で『誰かいないですか』と結婚願望を仄めかしていたが、CMが縁になって交際していた写真家と30歳で結婚した」
2年後に第1子を出産。ベビーフェイスなママ女優という立ち位置を得た。昨年3月に事務所から独立。フリーとなって出会ったのが「対岸の家事」だった。
「5年前は同じ放送枠のドラマ『私の家政夫ナギサさん』で家事のできないキャリアウーマンを演じたが、今回は初の専業主婦役。多部にとって新鮮だったようで、キャスティングに『嬉しい』と意欲を見せていた」(制作関係者)
家事場の馬鹿力でヒットを出したのだった。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年5月22日号)