本宮泰風、山口祥行主演「日本統一 東京編」がテレ東で7・2スタート 「後継者探しはずっとしている」
2025年5月20日(火)6時0分 スポーツニッポン
俳優の本宮泰風(53)と山口祥行(53)が7月2日スタートのテレビ東京ドラマ「日本統一 東京編」(水曜深夜1・00)にダブル主演する。
2013年から2人の主演で累計68作が公開されてきた人気映画シリーズ。不良少年が日本最大の任(人ベンに峡の旧字体のツクリ)団体「侠和会」に入り極道の頂点を目指していく姿を描く。本宮は「男ばかりのレギュラーシリーズと違って女性が入って、世界観が広がっています」とドラマならではの見どころを語った。
地上波ドラマは22年に「北海道編」が北海道文化放送で、23年に「関東編」が日本テレビで放送されている。プロデューサーも務める本宮は「どこの都道府県でも機会はあります。そこは人との出会いです。このタイトルに愛情を持っている人としか仕事はしないです。夢は地上波統一ですね」と今後の展望を明かした。
今作では社会問題となっている「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」を扱う。山口は「注意喚起の意味も込めている。一般の人が知らないうちに犯罪に手を染める怖さを取り上げています」と呼びかけた。
絶え間なく作品が作られる同シリーズは2人にとって「ライフワーク」となっている。山口は「簡単に言うと2人とも一年の半分は日本統一だよね。泰風は本とかも作っているからほぼ9割じゃない」とコメント。それに対し本宮は「365日ずっと作品のことは考えてますからね。役者とプロデューサーの割合は3対7。ここが限界だと思うんですよ。役者の部分が3だとしたら、これ以上減ったら多分僕のバランスが取れなくなってきてしまう。本当は5対5が理想です」と自身の立ち位置を分析した。
「作品のゴールはないです。初期の頃には日本統一の最終地点を決めてそこからの逆算を作っていた時期も一瞬ありましたが、反響をいただくうちに変わりました。この作品は生き物なんですよ。作っていけばおのずとそこ(完結)に向かって行くんじゃないかなと思って今はやっています」。作品のゴールは設定していない。
シリーズが始まって約12年。取材ではシリーズの後継者についても言及した。本宮は「早く交代してくれっていう感じではあります。後継者探しはずっとしています」と明かした。主役に求めるのは“人の良さ”。山口は「まだてっぺん(主役)まで名前がいくまでの成長がないね」と現状を分析した。
本宮も「主役は本当に総合力が大事なんです。広い視野を持っていたり、みんなが見られていないところが見えてたり。カリスマ性がある子が現れるか、そういう風に育ってもらうかしかないとは思ってます」と次世代の台頭に期待した。