TBS政治部長 江藤農相“更迭”に「最初は総理は続投させるという方針も、その後のふるまいや発言が...」

2025年5月21日(水)12時46分 スポーツニッポン

 TBS報道局政治部長の岩田夏弥氏が21日、TBS「ひるおび」(月〜金曜前10・25)に出演。江藤拓農相(64、衆院宮崎2区)が同日に閣僚の辞表を石破茂首相(68)に提出し、受理されたことに関連してコメの適正価格に言及した。

 「コメは買ったことがない」と述べた自身の発言が混乱を招いた責任を取った。事実上の更迭とみられる。首相は政権運営への影響を懸念し、続投方針から一転した。後任に小泉進次郎自民党前選対委員長を起用する方針を固めた。昨年10月の石破内閣発足後、衆院選の落選者を除き閣僚辞任は初めてで、政権運営への打撃となる。

 江藤氏は辞表提出後、官邸で記者団に「国民がコメの高騰に大変苦労している中、所管大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。改めて心からおわびを申し上げたい」と述べた。辞表提出の理由について「米価を下げるには国民の信頼が欠かせない。信頼を損なったということであれば一線から身を引くことが国民にとって良いことだと判断した」と説明した。

 岩田氏は、江藤氏の電撃辞任について「最初は総理は続投させるという方針だったわけですけど、江藤大臣のさまざまなその後のふるまいとかその後の発言がちょっと総理の真剣度から比べると深刻に本当に感じているのかという疑問を官邸内でも感じたようです。そのあたりも1つ(更迭の)判断になったようですね」と解説した。

 江藤氏は19日に問題発言の内容は事実ではなく講演を盛り上げるため「ウケを狙って強めに言った」と釈明。20日の農水委員会では野党の委員から真意を問われ「ウケる話ではなかった。全くピント外れだった」と反省の弁。支援者からもらったコメが「売るほどある」と語ったことについては「言い訳はしたくないが(地元の)宮崎ではたくさん頂くと売るほどあるとよく言う。宮崎弁的な言い方でもあった」と主張。ここで宮崎県を持ち出した苦しい説明に、地元民は怒り心頭で、同県在住の60代女性は「“売るほどある”は宮崎弁じゃなく標準語だ。宮崎を言い訳に使わないでほしい。恥ずかしい」とあきれ顔で話すなど、批判は高まるばかりだった。

スポーツニッポン

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