中村アン 女優活動10年目でGP帯ドラマ初主演 「こんばんは、朝山家です。」W主演の小澤征悦と夫婦役

写真を拡大

　女優の中村アン（37）と俳優の小澤征悦（50）がテレビ朝日系ドラマ「こんばんは、朝山家です。」（7月6日スタート、日曜後10・15）にダブル主演する。初共演の2人は、キレる妻と残念な夫を演じる。

　夫婦の物語を中心としたホームドラマで、夫は家事も育児もないがしろにする国民的ドラマの脚本家。妻はその夫を支え続け、家事と育児もこなす。2人の衝突などを描く物語で、小澤が「せりふ量がえぐくて」と苦笑いするほどの激しい口論が展開される。

　中村は女優活動10年目でゴールデン・プライム帯（午後7〜11時）の連ドラ初主演となる。毎年のように複数クールの作品に出演し、昨年は深夜帯の連ドラ2作「約束　〜16年目の真実〜」（日本テレビ系）「青島くんはいじわる」（テレ朝）に主演。ともに話題作となった。今年もNHK連続テレビ小説「おむすび」で朝ドラ初出演も果たすなど、まさに引っ張りだこの存在だ。今作の役どころを「まだ結婚や子育ての経験がなく、本当に未知の世界」とするも「“家族”の物語には強く興味があったので、チャンスだ！と思った」と前のめりで臨み、さらに演技の幅を広げそうだ。

　一方の小澤の連ドラ主演は約5年ぶり。4月からは日テレ系報道番組「サタデーLIVE　ニュース　ジグザグ」（土曜前11・55）のメインを務めているが、今作では一転して情けない姿も見せる。そのギャップも見どころとなりそうだ。

　原案は、朝ドラ「ブギウギ」を手がけ、今作の脚本も務める足立紳氏の連載日記。リアルな家族生活がベースとあって、結婚や子育てに少し理想を抱いていたという中村は「家族の現実はそんなに甘くないのかも」と痛感している。小澤は「“なんかその気持ちわかるなぁ”って共感できるお話だと思うんです」とアピール。「もしかしたら自分の家族の話かもしれない、という目線で見ていただけたら」と呼びかけた。