夢と声を奪われた女性が全身で踊る『裸足になって』シーン写真解禁

2023年5月27日(土)14時0分 シネマカフェ

©THE INK CONNECTION - HIGH SEA - CIRTA FILMS - SCOPE PICTURES FRANCE 2 CINÉMA - LES PRODUCTIONS DU CH'TIHI - SAME PLAYER, SOLAR ENTERTAINMENT

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ファッションデザイナーを夢見る女性の視点からアルジェリア女性の弾圧を描いた『パピチャ 未来へのランウェイ』のムニア・メドゥール監督の最新作『裸足になって』が7月21日(金)より公開。この度、シーン写真8点が解禁となった。




この度解禁されるシーン写真は、男に階段から突き落とされて大怪我を負い、踊ることも声を出すこともできなくなったバレエダンサーを夢見るフーリアの絶えることのないダンスへの情熱を切り取ったカットなど計8点。

“声”というコミュニケーション手段を失ったフーリアは、自分を表現する手段として、手話、ダンスなどの身体表現を取り入れていくようになる。

その点について、監督が「手話を使ったダンスには、ある種の自由や美しさがあって、傷ついた身体は“再生”していく」「身体を使って他人と意思疎通を図って、関係を作る必要があるから、映画ではダンスという手段を使っている。女性にも、何かを生み出したいという欲望や変化の必要はある」とコメントを寄せているように、怪我を負う前、ただひたすら無心でクラシックバレエのレッスンに励む様子のみならず、事件に巻き込まれ、言葉を失ったフーリアが新しく出会った仲間たちと過ごす中で少しずつ踊る楽しさを思い出していくシーン。

希望を取り戻すために、フーリアが“自分だけの踊り”を見つけていくカット、唯一無二の親友と清掃のバイト先のホテルで将来の夢を語り合う場面のカットほか、いずれも、どんな状況にあっても自分の信じる“ダンス”と共に前を向いて進んでいこうとする彼女の力強さを切り取っている。

主人公フーリアを体当たりで演じたのは、『パピチャ 未来へのランウェイ』やウェス・アンダーソン監督『フレンチ・ディスパッチザ・リ バティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』でティモシー・シャラメらと共演したリナ・クードリ。製作総指揮には『コーダ あいのうた』でろう者の俳優として初めてのアカデミー賞助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーが参加している。

『裸足になって』は7月21日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。

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