フジ・メディアHD 相談役制度を廃止「特定の者に権限が滞留しない仕組みを構築」日枝氏が長年君臨

2025年5月28日(水)16時13分 スポーツニッポン

 フジテレビ親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)は28日、取締役会を開催。定款を一部変更し、相談役制度を廃止することを明らかにした。

 相談役制度の廃止について、「グループとして抜本的なガバナンス改革を推進するべく、取締役会議長を独立社外取締役が務めることを可能にするとともに、特定の者に長期間権限が滞留しない仕組みを構築するため」と理由を説明した。

 定款の変更は、6月25日開催予定の第84回定時株主総会で付議される。

 3月27日に取締役相談役を退任した日枝氏は83年に取締役に就任。41年という異例の長期にわたり君臨し続けた。第三者委は「長年にわたる功績と経営中枢への関与から、現在でも当社の経営に強い影響力を及ぼしており、当社の組織風土の醸成に与えた影響も大きいといえる」と結論づけた。

 これを受け、フジHDの金光修社長は4月30日に、日枝久氏の最後の肩書となった相談役や顧問制度を廃止し、役員の定年制と在任期間制限規定を設けると報告していた。

スポーツニッポン

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