実は初代から喋るんです!たった1度だけ起動した、ガンダムの激レア機能
2025年5月30日(金)7時0分 ABEMA TIMES

実は、ガンダムはたまに喋る。アニメ「機動戦士ガンダム」全43話のうち、たった一度だけ、第18話で、ガンダムがパイロットのアムロ・レイ(CV:古谷徹)に向けて話すシーンがあるのだ。
それは、アムロがジオン軍のマ・クベ(CV:塩沢兼人)らと対峙したときのことだ。相手の攻撃によって、ガンダムは4000度もの高温に晒された。そのとき、ガンダムに内蔵されたコンピュータが「パイロット及び回路保護のため、全エネルギーの98%を放出中」と告げた。甲高く抑揚のない、いかにも“機械!”という感じの音声が、なんとも時代を感じさせる……。
ちなみに「ガンダム」シリーズの別の作品においては、人間と意思疎通が取れるようなモビルスーツが登場する。たとえば、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のガンダム・エアリアルは自我があるように描写されており、その点が物語の謎に大きく関わっている。
また、最新作の「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」では、シュウジ・イトウ(CV:土屋神葉)がたびたび「……と、ガンダムが言っている」と“赤いガンダム”の意思を代弁している。また、主人公のマチュことアマテ・ユズリハ(CV:黒沢ともよ)の感情にGQuuuuuuXが呼応するような場面も……。「機動戦士ガンダム」第18話以来の“喋るガンダム”が登場する日は、そう遠くないのかもしれない!?
現在配信中のアニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のロボットアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったが、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれた。以降のガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。2025年4月からは新作アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が放送中。
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