黒柳徹子『続 窓ぎわのトットちゃん』が「タレント本」部門で1位 90歳10ヵ月、歴代最年長記録に「頑張って書いた甲斐があった」【オリコン上半期】

2024年5月31日(金)4時0分 オリコン

黒柳徹子(写真/下村一喜)

写真を拡大

 黒柳徹子の『続 窓ぎわのトットちゃん』(講談社/2023年10月3日発売)が、本日31日発表の『オリコン上半期“本”ランキング』のジャンル別「タレント本」で、期間内15.3万部を売り上げ、首位を獲得した。1933年8月9日生まれの黒柳は、90歳10ヵ月(※1)での1位獲得となり、2013年度に『聞く力 心をひらく35のヒント』で記録した阿川佐和子の59歳7ヵ月(1953年11月1日生まれ/※2)を上回り、歴代最年長(※3)という偉業を成し遂げた。

 黒柳は、「『最年長受賞』ということで、頑張って書いた甲斐があったなあと思います」と感慨深げに語り、「そういえばこの間、『文章が若い!』という感想をいただきましたが、読みやすさには自信があります」と記録とは裏腹に、年齢を感じさせない作風だと言う。

 これまでも、『窓ぎわのトットちゃん』の続編を望む声はあったが、「『トットちゃん』がベストセラーになって、続編を望む声もたくさんありましたが、私にとってトモエ学園で過ごした日々ほどキラキラと輝いている出来事はなかったので、『あれ以上のものはもう書けない』と思っていました」と振り返る。

 42年ぶりの続編では、「ちょっと情けないことや恥ずかしいことも書いていますが、案外そうしたキラキラしていない部分に共感していただけたようで、思い切って書いてみて良かったです。『続 窓ぎわのトットちゃん』は、11歳から38歳までの私の成長物語ですが、とにかくいろいろと失敗してばかりなので、『ダメだなあ』って、笑ってもらえたら嬉しいです」とアピールした。

 本作は、1981年3月に刊行された『窓ぎわのトットちゃん』の42年ぶりとなる続編。黒柳徹子が子ども時代に出会った小林宗作先生とトモエ学園での思い出を描いた前作に続き、その後どのように大人になっていったかを読むことができる青春記。トットが青森に疎開してから、音楽学校を卒業してNHKの専属女優になり、ニューヨークに留学するまでの日々が綴られている。

 2023年10月に発売されると、「オリコン週間BOOKランキング」(2023/10/16付)で2位、翌週の10/23付で初の1位を獲得。その後も好順位をキープし、2023/12/4付まで8週連続でTOP5入りした。

 なお、アニメーション映画『窓ぎわのトットちゃん』は、2023年12月8日に公開された。

(※1)2024/5/27付時点
(※2)2013/5/27付時点
(※3)オリコン上半期BOOKランキング ジャンル別「タレント本」は2008年度よりスタート

『オリコン“本”ランキング』は「2008/4/7付」よりスタート。
【集計期間】2023/12/4付〜2024/5/27付(実質集計期間:2023年11月20日〜2024年5月19日)

オリコン

「黒柳徹子」をもっと詳しく

「黒柳徹子」のニュース

「黒柳徹子」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ