トム・クルーズ「観客にスリルを届ける」ローマ市街地での撮影舞台裏『ミッション:インポッシブル』最新作特別映像

2023年7月10日(月)16時0分 シネマカフェ

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』©2023 PARAMOUNT PICTURES.

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世界的大ヒットシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE』より特別映像が解禁された。




これまで本シリーズで数々の神業アクションを披露し、ファンの度肝を抜いてきたトム・クルーズ。今回も観客を驚愕させるアクションに挑戦している。

この度解禁された特別映像は、トムが石畳に振り回されながら、ローマの市街地を片手運転で爆走するシーンが映し出されているメイキング映像。

迫りくる追っ手から逃れるためにトム・クルーズが演じる主人公イーサンと本作より新たに参戦するヘイリー・アトウェルが演じるグレースが、世界遺産・コロッセオの眼前をはじめ、辺り一帯が歴史的建造物だらけのイタリア・ローマの市街地を、手錠で繋がれた状態のまま爆走するカーチェイスシーンの撮影現場に迫る。

シリーズ5作目の『〜/ローグ・ネイション』(15)から監督を務めるクリストファー・マッカリーが「初めての挑戦だ、予測不可能だったよ。ローマは運転しにくい町で有名だし、石畳のせいで運転が難しい。しかもトムとヘイリーは手錠でつながれている」といかに悪条件だらけの撮影を敢行したのか、むしろそれを歓迎しているかのように嬉々として語っている表情がまず印象的だ。

トムは「まさに絶叫ものだ。無駄なシーンは1つもない、これも全て観客にスリルを届けるためだ」と力を込めるその言葉通り、巨大な交差点から極狭の路地までお構いなしに、パトカーを始め至るところで大量の車とバイクが入り乱れ、この数秒だけでもスリル満点。いまにも接触しそうなほどギリギリの距離をスレスレでかわしていく様子はまさに“絶叫もの”だ。

コロナ禍の真っただ中で行われた撮影で、集まったギャラリーに手を振ってこたえる貴重なマスク姿のトムも収められており、精神力と体力を費やすカーチェイスシーンの傍らで撮影を見守る現地のファンへのサービスも欠かさない光景に、撮影時のシリアスな様子とのギャップに胸が熱くなる。

ローマには馬車が用いられていた時代から残る伝統的な石畳が街全体に広がっている。ただでさえ難易度の高い片手でのカーチェイスだが、今回はさらに、滑りやすくハンドル操作も効きにくい路面環境、そして途中で乗り換える最新の電気高性能モーターを搭載した鮮やかな黄色いフィアット500は撮影用の改造車で“言うことを聞かない危険な車”ながらも、「ポイントは安全運転さ」と余裕すら感じられる表情で冗談を飛ばすトムに対し、手錠で繋がれて同乗していたヘイリーは「トムの片手運転でローマをドリフト、絶対に忘れない」と色々な意味で忘れられない経験になったよう。

「これ以上ない難しい撮影だったが、最高の仕上がりだ。トムじゃなきゃできなかった」とマッカリーも脱帽の、プロのスタントマンも顔負けの壮絶カーチェイスシーンの仕上がりはぜひ本編で確かめてみてほしい。

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE』は7月21日(金)より全国にて公開。

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