アーミー・ハマーのドキュメンタリー製作者に被害者が憤慨「トラウマを悪用するのは最低」

2022年9月5日(月)14時0分 シネマカフェ

アーミー・ハマー Photo by Christopher Polk/Getty Images for The Critics' Choice Awards

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2日(現地時間)、HBO MaxとDiscovery+で、アーミー・ハマーを含むハマー家を題材としたドキュメンタリー「House of Hammer」が配信開始となった。

※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。

アーミーは昨年、カニバリズムや過激な性的願望をあらわにしたDMがインターネット上に流出。元交際相手から性的暴行も告発されるという騒動に発展した。今作には元交際相手、過激な内容のDMを受け取った女性、アーミーのおばなどが出演し、アーミーについて語っている。

性的暴行を告発した最初の人物であるエフィさんは、今作に出演していない。それどころか、このドキュメンタリーの製作者エリー・ハカミ&ジュリアン・ホッブスに「最低だ」と憤慨していることを「ロサンゼルス・タイムズ」紙に明かした。

エフィさんは今作への出演を拒否しており、その理由を「(被害者たちの)立ち直る過程やプライバシーに配慮せずに、心を痛め、心が脆くなっている時期を利用するというのは、とてつもなく不謹慎だと思うのです」という声明を発表。

しかし、エフィさんがアーミーの告発時にインスタグラムで公開したアーミーとのメッセージのスクリーンショットは、エフィさんの許可なしに劇中で使用されている。「私のトラウマを悪用するというやり方は最低です。私が『イヤだ』と言い続けても、彼らは(製作を)続け、私の許可は必要ないと言う。それがアーミーを思い出させるのです」と製作者たちとアーミーの行動が重なり、さらなるトラウマを生んだと指摘した。

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