米倉涼子、演技プラン「ぶち壊された」と告白! 綾野剛は「ベスト3に入る精神的につらい役」

2021年11月10日(水)18時42分 シネマカフェ

米倉涼子&綾野剛

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世界最大級のオンラインストリーミングサービスを提供するNetflixが11月10日、2021年冬以降に配信する作品ラインアップを一挙に発表する「Netflix Festival Japan 2021」ライブアクションDayを都内で開催した。

第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得し、大ヒットした映画『新聞記者』を新たな切り口でドラマ化するNetflixシリーズ「新聞記者」から主演の米倉涼子、共演する綾野剛、映画版に引き続き、監督を務める藤井道人が出席。真実を追求し続ける女性新聞記者が、政府が起した公文書改ざん事件の真相を追う物語。報道側、政権側、市井の人々という3つの視点から、それぞれの正義がせめぎ合う中、葬られた事件の真相に迫っていく。

“新聞業界の異端児”と呼ばれる記者・松田杏奈を演じる米倉さんは「人に寄り添い、声なき声を届けるのが仕事だと思っている人物。努力と諦めない気持ちを大切に、真実を伝えたいと思っている」と役柄を分析。

これまで数多くの“戦う女性”を演じてきたが、「私自身も今まで通り“失敗しない”強いキャラクターを作っていったんですけど、撮影が始まると、すぐに藤井監督から『違うんです、もっと声も小さく、静かな女性なんです』って言われて(笑)。私の構想はすべて、ぶち壊されました」と告白し、「地味に戦うヒロインです。とてもチャレンジングで、新しい役柄をいただいた」と本作が新境地だとアピールした。

一方、過去にも藤井監督とタッグを組んでいる綾野さんは「とても信頼しているので、オファーを断る理由はなかった」と全幅の信頼。加えて「主演が米倉さんだと聞いて、ぜひご一緒したい気持ちで、即決でお受けしました」と明かした。

演じるのは、理想を抱きつつも、組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一役。「ピュアで真面目ゆえ、信じるものが明確過ぎる人物。そこに違う角度が生まれて、世界の見え方が変わったときに、彼は受け止められるのか? 演じていても、常に村上から問いかけられているようで、これが役の気持ちなのか、自分の気持ちなのかわからず、今まででベスト3に入るくらい精神的につらい役だった」とふり返っていた。

藤井監督はドラマシリーズ化にあたり、付け加えたという新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮役について「映画を作って自分が感じたことを、メディアと官邸だけではなく、人生の中に政治も新聞もない男の子の話を通して表現したかった」。人気俳優の横浜流星が演じており「彼とは何年も仕事していますが、いまはすごく忙しくて、長い作品は久々。この役は流星が演じるんだけど、大学時代の自分でもあるので『一緒に役を作りたい』と伝えた」そうで、「彼のベストアクトと言っても過言ではない」と大絶賛。「すばらしい俳優の皆さんに囲まれて、プレッシャーでめちゃくちゃ白髪が増えましたが、悔いはないです」と強い手応えを示していた。

Netflixシリーズ「新聞記者」2022年1月13日(木)より全世界独占配信。

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