ムロツヨシ&芳根京子、吹替初挑戦!宮野真守&山寺宏一も参戦『ボス・ベイビー』
2017年11月22日(水)5時0分 シネマカフェ
黒いスーツに白いシャツ、ネクタイをビシッと締め、チャキチャキと歩き、大人よりも弁が立つ赤ちゃん“ボス・ベイビー”。本国版では『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』や、トランプ大統領のものまねでエミー賞を獲得したベテラン俳優アレック・ボールドウィンが務め、赤ちゃんなのに声は渋い大人の男…というギャップでユーモア溢れる演技を披露する。
そして、日本語吹き替えを担当するムロさんは、大河ドラマ「おんな城主 直虎」から、福田雄一監督の『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』など100本以上のドラマ・映画に出演し、幅広い役柄をこなしてきた。コメディからシリアスな役柄まで演じ分けることのできるムロさんだからこそ、今回ボス・ベイビーという特異なキャラクターを演じられるはず(?)と起用に至ったという。
ボス・ベイビーに振り回される兄のティム役には、芳根さん。NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロイン・すみれを演じて話題となり、来年1月スタートの月9ドラマ「海月姫」での主演に抜擢された。ティムは7歳の男の子という心情の変化がある難しいキャラクターだからこそ、様々な役柄をこなせる芳根さんなら演じられるはずと起用に至ったとか。芳根さんの純粋で、芯の強いキャラクターはティムにピッタリだ。
さらに、『怪盗グルー』シリーズ、『ペット』『SING/シング』などユニバーサル作品ではお馴染みの人気声優・宮野さんが大人になったティム役で出演が決定。山寺さんはティム兄弟の両親が務める会社のCEO、フランシス・フランシス役を務める。
■ムロさん&芳根さんの吹き替え版本編抜粋映像も到着!
そのシーンでは、部屋の中から赤ちゃんらしからぬ声が聞こえる…。その正体を探るため、ティム(芳根さん)は抜き足差し足で部屋へと近づき、ドアを開けると、そこにいたのは自分の弟としてやってきたはずの赤ちゃん(ムロさん)だった! 最初は動揺するものの、バレたら仕方ないとばかりに開きなおったその赤ちゃんは「俺は、ボス」と正体を明かすのだった…。果たして、この赤ちゃん“ボス・ベイビー”はいったい何者なのか!?
赤ちゃんなのに中身はおっさんという特異なキャラクターを、ムロさんがユーモアたっぷりに演じており、7歳の少年に分した芳根さんとの掛け合いも見どころとなっている。
■キャスト陣からコメント到着!宮野真守、“ボス・ベイビー”とは「どういうことだ!?」
まず、「吹き替えの仕事はいつかしたいと思っていた」というムロさん。まさかの赤ちゃん役に「嬉しくて飛び上がりましたね」と明かす。「『赤ちゃんだけど、おっさん』の時と『おっさんだけど、赤ちゃん』の時の2つが交互に来たり、ところどころ出たりするお芝居はやりがいがあると思いました。見た目(赤ちゃん)でのお芝居は出来ないですから、見た目をお借りして、新しい自分の芝居ができる、楽しくやれるというところがいい」と、新たな挑戦も楽しんだ様子。
芳根さんも「(普段は)7歳の男の子の役をできる機会はないので、すごく新鮮でしたし、こういうチャンスをいただけて嬉しく思っています」とコメント。「実際にアフレコしているときは、自然に手が動いたりしていました。声だけで表現すると言っても、身体って動いちゃうものなんだなと今回改めて感じたので、全身を使ってティムという男の子を演じていきたい」と語り、ムロさん演じるボス・ベイビーは「すごく愛おしく感じられます」と太鼓判。
さらに、これまで数々の作品に参加してきた宮野さんは「まずタイトルをお聞きして、『どういうことだ!?』と、とても興味を惹かれました(笑)。そして、内容を知り、あまりにも斬新すぎる設定に驚きを隠せませんでした」とコメント。そんなボス・ベイビーについて「めちゃめちゃ可愛いのに、渋くてカッコよすぎる!」と語り、「“家族の愛”のかけがえのなさに触れ、誰かを抱きしめたくなる映画、誰かに抱きしめられたくなる映画です」と本作を紹介する。
山寺さんも「なんたって、可愛い赤ちゃんの中身がオッサンなんですから、ギャップがたまりません! 何から何まで、いちいち面白い! 笑えて、オシャレで、ちょっぴり毒もあるけど感動しちゃう!」とコメント、「さんざん笑って、ホッコリして、新陳代謝が良くなる映画です。“心冷え性”の方にオススメします! 少子化対策にもなるかも」とアピールしている。
『ボス・ベイビー』は2018年3月21日(水・祝)より全国にて公開。