実写版『モンスターハンター』中国で公開翌日に上映中止…人種差別的なセリフが問題に

2020年12月7日(月)12時30分 シネマカフェ

『モンスターハンター』(C)CONSTANTIN FILM Produktion Services GmbH

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ハリウッド実写版『モンスターハンター』が、中国で上映中止になったという。「Variety」誌が報じた。

同作はアメリカで12月25日、日本では来年3月26日に公開予定だが、中国では一足早い今月4日に封切りされた。10秒ほどのある会話シーンが中国人にとって「人種的中傷である」として、インターネット上で炎上。公開翌日には上映が中止となった。問題となっているシーンは、アジア系アメリカ人ラッパーで中国本土でも知名度を誇るMCジンと白人キャラクターの会話のやりとりで、アジア人に対する人種差別的な意味合いを持つアメリカの童謡「Chinese, Japanese, dirty knees」が引用されていると観客から指摘を受けている。

これを受け、中国では公開からたった1日で上映中止に。製作会社の一つであるドイツの「コンスタンティン・フィルム」は「中国人を差別、侮辱、傷付ける意図は全くありませんでした」と釈明・謝罪し、問題となっている部分のセリフは削除することを約束。中国の配給を担当している「テンセント」は中国政府や当局と協議を行っているというが、現状では再上映の可能性は不明。

『モンスターハンター』はカプコンの人気同名ゲームを実写化した映画で、ポール・W・S・アンダーソン&ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻がそれぞれ監督&主演を務めている。キャストはミラのほか、トニー・ジャー、T.I.、山崎紘菜、ロン・パールマン、ディエゴ・ボネータらが出演している。

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