ドラマ「ウォッチメン」ジェレミー・アイアンズ、実生活でもお城所有「ずっと小さいよ」

2019年12月17日(火)17時30分 シネマカフェ

「ウォッチメン」(C)2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

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HBO製作、アメコミファン必見のSFアクションドラマ「ウォッチメン」がBS10スターチャンネルにて独占日本初放送、さらにAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて配信開始となる。

本作は、原作から34年後、スーパーヒーローが存在する、もうひとつの現代のアメリカを舞台に展開。2009年公開の映画版でも登場した元ヒーロー“オジマンディアス”ことエイドリアン・ヴェイト役を演じるのは、近年のバットマンシリーズの執事アルフレッド役が記憶に新しいジェレミー・アイアンズ。今回、彼のコメントの一部が初解禁となった。

ジェレミーはイギリスのワイト島出身。舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、ミュージカル「ゴスペル」('71)で脚光を浴びる。以降、演劇やTVで活躍し、80年の『ニジンスキー』で映画初出演。84年にはブロードウェイデビューも果たし、トニー賞を受賞。『運命の逆転』(’90)ではアカデミー主演男優賞を受賞。テレビ映画『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』('05)などでエミー賞受賞経験もあり、ハリウッドを中心に活躍している。


ジェレミーが本作で演じる“オジマンディアス”は元ウォッチメンのメンバーだったが、あえて世間に正体を明かし、ヒーローを電撃引退。民衆の人気を一気に掌握することで、直後に起業した事業は大成功。巨万の富と名声を手に入れ「世界一賢い男」と言われた。


しかし、その真の顔は目的のためには手段を選ばない哲学の持ち主で、原作ではニューヨークの300万人を虐殺することで米ソ冷戦を止めたダークヒーローだ。

今回のドラマ版では、広大な敷地にある古城で、執事たちと共に住み、乗馬や得意の発明に勤しみながら優雅に暮らしている様子が描かれている。だがやはり、その言動はどこか不可解で、かつての非道な哲学が、どう変化しているのか、あるいは進化しているのか気になるポイント。そんな役を演じたジェレミーも、なんと実生活でアイルランドに城を所有しているのだ。

「僕が所有する城は、この役柄が住んでいる城よりは、ずっと小さいよ(笑)。でも、僕の住んでいる城の方が住み心地は良いうえに感じの良い内装で、さらに人を歓迎できる場所だよ。この番組で使われた城は、ヴィクトリア朝の外見の良いものが使用されているんだ」という。


ヒーローを演じる俳優は数多くいるが、古城を所有しているという私生活の共通点をみると、彼以外の配役は考えられない!? そして彼自身この役を引き受けた背景と思いについては、「製作総指揮のデイモン・リンデロフが、今作は現代の社会や政治を反映していることを事前に語ってくれていたが、それが出演するうえでの魅力にはならなかった。あくまでデイモンの熱意が決め手になった」とジェレミー。

「でも、実際にこの番組を通して鑑賞したら、この要素に惹きつけられたんだ。なぜなら、この現代社会や政治の反映がこの番組の強みになり、その時代の主張として捉えられているだけでなく、エンターテインメント性も表現されているからだ。つまり、オリジナル・コミック“ウォッチメン”とは区別しながらも、中身のあるエンターテインメントとして、今作が描かれているからこそ良いんだ」。


キャスティングの裏には作品への想いと、スタッフの情熱も決め手になったよう。謎に包まれた元ヒーローの城での生活ぶりと活躍を目撃してほしい。

海外ドラマ「ウォッチメン」は1月31日(金)より毎週金曜23時〜BS10スターチャンネルほかにて放送(全9話)。

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