宮沢氷魚、Sano ibukiの楽曲に「グッと来ました」『his』主題歌入り予告編公開 

2019年12月17日(火)12時0分 シネマカフェ

『his』(C)2020映画「his」製作委員会

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宮沢氷魚と藤原季節が出演する男性ふたりの恋愛を描いた今泉力哉監督最新作『his』。この度、本作の主題歌を今後の活躍が期待される新星シンガーソングライター・Sano ibukiが担当することが決定、楽曲入りの予告編も到着した。



今年11月にデビューアルバム「STORY TELLER」をリリースしたばかりのSanoさん。2017年にタワーレコード新宿店バイヤーの耳に留まり、同店限定シングルとして急遽CD化された自主制作音源「魔法」がきっかけで今回主題歌に大抜擢。

本作の主題歌に決定したのは、「STORY TELLER」に収録されている「マリアロード」だ。この楽曲は、今泉監督の依頼でSanoさんが本作のために書き下ろしたもので、制作では監督と数時間にわたって話し合いながら世界観を作り上げていったという。


到着した予告編では、この「マリアロード」の一部を聞くことができる。迅(宮沢さん)が渚(藤原さん)に伝えた“ある決意”をきっかけに楽曲がスタートし、彼らを包む切なさをさらに盛り上げ、優しく寄り添う。


映画の主題歌を手掛けるのは、現在公開中の『ぼくらの7日間戦争』に続いて2作目となるSanoさんは、楽曲について「主人公達含め、登場人物それぞれが普通という表層的な言葉の中で、本物を探す姿を音楽で表現するために模索していった末に完成した楽曲です」とふり返る。

今泉監督は「主題歌をつくってもらうにあたり、Sanoさんとお話しする時間をいただいた。どんな曲にするかという話より、世の中と自分たちの音楽や映画との距離の話や、主張があるとしてもそれを強い言葉やわかりやすい言葉で届けないことの温度などについてたくさん話した」と様々なことを話し合ったと明かし、「『マリアロード』は、さまざまな視点と色を持った暖かくも孤独を纏った曲でとても美しかった」と完成した主題歌を絶賛。

また主演の宮沢さんも「初めて聴いた時、とても感動したのを覚えています。優しいメロディ。そして、それに乗った暖かい歌詞。『his』のストーリーに寄り添うような内容にグッと来ました。迅と渚が共に想い合う絵が浮かんできます」とコメントしている。


『his』は2020年1月24日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。

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