手越祐也、XY加入後テレビ初歌唱「歌詞を聞いて感じたものをしっかりと表現できるように」
2024年12月28日(土)20時23分 マイナビニュース
日本テレビ系音楽特番『発表!今年イチバン聴いた歌 〜年間ミュージックアワード2024〜』(28日19:00〜)に出演するXYが、本番を前に取材に応じた。
10月に手越祐也が加入して話題となったYOSHIKIプロデュースのバンド&ボーイズグループ・XY。14人体制でのテレビ初歌唱で「Crazy Love」を披露する。
——今回は「Crazy Love」14人ver.を初披露、手越さんがこの楽曲を歌うにあたって意識された点、視聴者に聴いてもらいたい点を教えてください。
手越:既に完成されている楽曲で、これまでJAYが歌って来たものにボーカルを入れさせて頂く中で、元々の原曲の歌い方や表現の仕方をリスペクトしつつも、ボーカリスト手越祐也として自分自身の「Crazy Love」という曲の解釈・歌詞を聞いて感じたものをしっかりと表現できるように心がけました。この素晴らしい楽曲に僕の声・表現が加わった、新しい14人ver.での「Crazy Love」、ぜひ楽しみに聴いて頂けると嬉しいです!
——手越さんが加入したver.によって歌割りや振り付けも変化があった中で、楽曲の魅力として新たに表現したい点はどんな点ですか?
JAY: 構成と歌に大幅な改変がありました。振りはよりダンスボーカルらしい振りに変わり、分かりやすさは増したかと思います。新たに加入したボーカルの手越さんも、自分とは違う真っ直ぐさを歌で表現してくれると思うので、その掛け合いにもご注目下さい。
——手越さんが加入したことにより、今XYにはどのような変化・化学反応が起きていると感じていますか?
GAI: 僕やYOSHIKIさんが普段XYに向けて作る楽曲は、比較的悲しみや戦いの感情から生まれるものが多いですが、手越さんが加わった事により、そこに新たな色、太陽の暖色が流れ込む感じがしました。今回披露する「Crazy Love」は、それを体現していると思うので、陰と陽の織りなす世界観をお楽しみ下さい。
KARMA: 多くのグループが存在する中で、ここまで異例を成し続けているグループを見た事があるでしょうか?XYもとよりの思想でもありますが、誰もが想像出来うること、その範疇にない偉業を形にして見せるその姿こそが、類を見ないこのグループの特色であり、手越祐也さんが参戦してからより一層、その言葉が現実味を帯びてきているということだと思います。
——最近では"第三形態"として5人のボーカルユニット構想も明かされましたが、ボーカルでの表現に関して、手越さんとは普段どのようなディスカッションをすることが多いでしょうか?
HAYATO: 歌う時の表情だったり、メロディを追う歌い方じゃなくて歌詞を伝えることを大切にしないといけないと教えてもらいました。
KANJI: まだディスカッションというほどの深いディスカッションまではしたことがないのですが、芸能界としてもアーティストとしても先輩である手越さんから沢山の事を盗みたいと思っています。
RAIA: ボイストレーナーの方とはまた違った角度で歌うという表現技法を教えてくれます。ステージで歌う時に意識することだったり、考えている事、ボイストレーナーの方からは得られないようなアーティストとしての心得のような事を教えていただいて、すごく勉強になりました。
——今日のステージでのダンス面の注目ポイントや、これからXYとして見せていきたいステージングでの構想を教えてください。
KOSEI: 今日披露させて頂く「Crazy Love」は今までのコレオとはまた違いパワーアップした14人でのパフォーマンスになります。ダンスの面だとメンバーそれぞれのソロやサビでのユニゾンを注目して頂きたいです。そしてこれからXYとして誰が主役とか誰がセンターとか決めずに今よりもっと自我と個性が強く全員がメインで主役のステージングとパフォーマンスをしていきたいです。
MITCHY: デビューしてから1年と半年が経ちましたが、手越くんが加入し構成や振り付けを大幅にリニューアルしました。また、新たな第3グループができたり、アメーバのようにさまざまな組み合わせで、パフォーマンスを見せていければいいなと思います。
——今日のステージでの衣装のポイントや、XYのビジュアルやスタイリングの面での特徴として打ち出していきたい点を教えてください。
KICE: 好きな服を着て好きな髪色や髪型にするのを心がけています。決められた物より決めたものしています。
P→★: ステージの衣装は僕が普段スタイリストさんと話し合ってこういった世界観で行きたいなど、伝えさせてもらうのですが、今回のこのグレーの衣装では、グレーまたは白ベースで上品で儚い印象を持たせました。手越くんも加入していただいた今、新しいXYとしてここからまた新しい色を彩っていく。そんな思いを込めてこの衣装にしました。
——来年に「XY 1st ONE-MAN TOUR 2025」を控え、ライブのリハーサルなどの機会も増えているかと思います。グループのサウンド面としては今どのような変化が生まれていますか?
FURUTATSU:ステージ回数を重ねる毎に楽器隊とボーカリストのまとまりが産まれていると思います。ボーカリストが僕らのリズムに乗るのが上手くなっている印象です。
KAIRI: ギターの音いかつくなっています。
KYOHEY: バンド、ダンスボーカルの融合率が以前より格段に高くなったと思います。今まではどちらかというとバンド先行で音を作って、それに合わせてダンスを組み立てていくスタイルでしたが、今はダンスをこう見せたいからこの部分のキメは楽器もがっつり合わせていこう、逆にここは魅せたい、聞かせたいというところは音数を減らしたり、音色をソフトにしたりと、バンドが入る事によってただステージが賑やかになるだけじゃなく、ライブ全体を通してのバランスや抑揚、楽曲毎に編成が変わるXYだからこその、それぞれの魅せ方に特に気を使って演奏するようになりました!
——レコーディング時や、ライブ演出などで、YOSHIKIさんのアドバイスはどのようなものが多いですか?
RAIA: YOSHIKIさんからは常に殺気を出すことは何度も言われてきました。
デビュー当初はこんなものならステージに立たない方がいい。もっと殺気を出さないと他所と一緒になる。これは音楽業界で常にトップを走っているYOSHIKIさんだからこそ言える、説得力のある言葉だなと日々感じます。
FURUTATSU: 基本的には僕たちと細かい相談をしながらレコーディングしてくださいます。バイオリンのREC等も、予めフレーズを作っておくのではなくその場でパターンを選びながらレコーディングしています。
HAYATO: ボーカルとして迷走していた時にYOSHIKIさんに言われたのは、テクニックも大事だけど感情を100%歌にぶつけたら良いボーカルになれると思うとアドバイスもらいました。
P→★: ダンスのパフォーマンス面では、楽曲の世界観を忠実に表現出来るように振付を、もっと壮大にすることや、エレガントな雰囲気に持っていきたい等、アドバイスを頂くこともあります。また、表情作りや気持ちの面でもっと殺気があるといいかも、とアドバイスを頂いたこともあり、ステージに立つ時のマインドを教えて頂きました。TVに出る際、演出面で照明のカラーや後ろからバックライトをいれて、もっと輝かせたいなどこだわってくださっています。
KOSEI: ダンスや歌はもちろんですが英語や挨拶など私生活の部分のアドバイスが多いです。そして僕が一番印象に残っているのは初めてステージに立ちパフォーマンスさせて頂いた後、礼をせずにそのまま去りたいというアドバイスを頂いた時です。自分の見え方を一番理解されているのでその分、今でも裏での振る舞いや挨拶を徹底しています。
KARMA: 世界の大スターとレコーディングする機会は数少ないが、その機会の中で、その人の在り方というか、どこでどう使えばベストか、などを完璧に理解していて、例えば君の魅力はこうであるとか、自分の気づいていない魅力の一面に気づかせてくれる、YOSHIKIさんの洞察力、そして何よりのカリスマ性を都度感じている。
KICE: 歌い方のニュアンス、英語の発音などYOSHIKIさんが思い描いている楽曲の形が見えるようにアドバイスをいただけます。
GAI: とにかく新しい"挑戦"をという事ですね。レールに沿うのではなく、自分でレールを敷いていくような、常にチャレンジする大切さを教えてくれます。僕もYOSHIKIさんと同じ思考なので、パリで一緒に食事をした夜は、話が盛り上がり朝まで夢を語り合えました。あと一緒にピアノを弾いて、音でアドバイスをいただいたのは貴重でした。
KAIRI: 感情をしっかり表現する。
KYOHEY: 安定したプレイというよりは、自分的にはやり過ぎかなと思うくらい攻撃的なプレイを求められる事が多いです。でも、後で聴いてみるとやり過ぎかなと思ったものもすごく綺麗に収まっていて、無意識のうちに自分の中でかけてしまっているブレーキみたいなものを解放してくれて、良い部分を引き出してくれる、そんなアドバイスが多かったです。
KANJI: 英語圏に住んでいるYOSHIKIさんならではの、ネイティブにも聞き取れる様に英語の発音についてアドバイス頂くことが多いです。
JAY: ボーカルなのでYOSHIKIさんと会話しながらRECをする機会が多く、その際は特に声の質感に関するアドバイスをよくくださいます。
MITCHY: 闘争心をもって、常に命を削るようなパフォーマンスをしてほしいと言っていただいたことがあります。特に今回披露する「Crazy Love」は、狂気的でどこか危なく感じるくらい、振り切ったものを見せてほしいというアドバイスをいただきました。
——ロックとダンスが融合したスタイルは、他のグループとは異なる特徴的なポイントだと感じます。XYならではの強みを表現するなら、どういった点にあると感じていますか?
RAIA: 他に同じようなグループがいない事です。ただの歌って踊るグループでもなく、ロックバンドでもない。「XY」というジャンルがある事が最大の強みだなと思っています。
FURUTATSU: やはり楽器隊が後ろで迫力ある生演奏をしている事です。かき回しを欲しいタイミングで出すことが出来たり、ボーカル/ダンス陣のパフォーマンスを見ながら当日だけの演奏を作り上げていけたりするのが個人的には強いポイントだと思っています。
HAYATO: それぞれが自分のスタイルを好きなように表現していて、特に振り付けを細かく合わせるとかもなく、自分が魅せたいように、誰も一歩も引くことなく、エゴイストにかまし合うのが強みだと思います。
P→★:ダンスのパフォーマンス面では、楽曲の世界観を忠実に表現出来るように振付を、もっと壮大にすることや、エレガントな雰囲気に持っていきたい等、アドバイスを頂くこともあります。表現の部分でいくと、受け取り手の方々へ、元気や勇気を届けるとは別に「 悲しみや苦しみ 」そういった部分にも寄り添える楽曲や表現が多いのがXYの強みです。そしてステージ面では、ロックとダンスが融合している為、ステージ上でアメーバのようにメンバーが入れ替わり、ジャンルに縛られず、幅広い音楽性とパフォーマンスを届けられることがXYの面白い部分です。
KOSEI: 個人的には人数が他と比べたら少し多い所もあり個々ができるパフォーマンス以外でのスキルもあるのがXYの強みだと思っています。メンバーだけでできるサバイバル能力が強く、コレオ制作 作詞作曲 衣装 グッズ VJ制作 演出 イベントブッキング マニピュレーター など沢山の事をこなせるのが僕たちの強みだと思います。
KARMA: 本来グループというものにあるコンセプト、世界観、演出の仕方、その全てを無視してイレギュラー化し、グループの概念そのものを新しく作りかえてしまうような、圧倒的個性の暴力がなによりのストロングポイントだと思っています。
KICE: 数多くのダンスボーカルはバックバンドなので楽器の音が控えめになっている事が多い中、僕らはメンバーなのでサウンドがしっかり聞こえてLIVEならではの臨場感を演出できる事。
GAI: ロックの時代は過ぎたと思う人も多いと思います。でも人ってどこかしら反骨心というか、自分はこうしたいっていう本音をもっていると思うんです。 それを僕たちは、バンド、ダンスといった普通じゃ合わせないところを混ぜて、進化した時代に挑戦するする勢いや、偽りのない本音をぶつけるというロックそのものを体現し、人々に伝えられる事が、1番の強みだと思います。
KAIRI: 視覚的にも楽しめるところ。
KYOHEY: シンプルに魅せ方が無限にある事だと思います。バンドだけ、ダンスだけ、歌だけで表現出来る幅には限界があると思いますし、だからこそバンドのライブにバックダンサーを付けたり、歌手やダンスボーカルグループにバックバンドを付けたりすると思うのですが、XYは全員がフロントマンだからこそ、それぞれの視点からちゃんと意見をぶつけ合いながら、それを形にしていく事が出来るし、それぞれに芯があるからこそアメーバのように形が変わっても、揺るがない信念を持ってパフォーマンスに臨むことが出来ると思います。そしてそれは、それぞれにルーツがあって、作品に対して妥協しない個性的なメンバーだからこそ実現可能なXYならではの強みだと思っています。
KANJI: 既にリリースしているダンスボーカルの楽曲「GET STUPID」でも楽器隊による生演奏が入ってライブでは違った形でパフォーマンスすることもできる。
JAY: 既存の形に捉われず、ボーカル、ダンサー、楽器隊各々が自分の強みを最大限活かせる形式を目指しています。パフォーマンス全体を通し、生き様を見せつけるかのような覇気を感じて頂けたら嬉しいです。
MITCHY: バンドとダンスボーカルグループが融合しているのはもちろんなのですが、メンバー1人1人が強烈な個性をもっていて、いい意味でバラバラなんです。でもそれがパフォーマンスになるとパズルのピースがハマったように、化学反応を起こせるのがXYの強みなのではないかと感じています。
【編集部MEMO】
番組MCの上白石萌音は「私はこの番組のMCが3年目になるのですが、大好きなエラちゃん(池田エライザ)がいてくれて今まで以上に年末が楽しみですし、とても心強いです。一緒に今年を彩った曲をたくさん楽しめるのがとてもうれしくて、すでにワクワクしています」、池田エライザは「私は基本的に進行することが得意ではなくて、まさか自分がこういう役に選んでいただけるとは考えたこともなかったんですけど、今回は萌音ちゃんと一緒ということで、年末に仲良しの萌音ちゃんと一緒に今年を彩った音楽を楽しみながら、ああだこうだ言いながら、私たちらしい空気感でよければ、ぜひお供したいなと思って光栄でした」とコメントしている。