北京の目抜き通り・長安街が本格的な「春節モード」に―中国
2025年1月26日(日)23時0分 Record China
北京の目抜き通り・長安街が本格的な「春節モード」に入った。
1月22日は旧暦12月23日で、中国の北方エリアではこの日「小年」を迎えた。日が暮れて、春節(旧正月、2025年は1月29日)を祝うために飾られている飾り提灯やイルミネーションなどに明かりが次々と灯っていくと、北京の目抜き通り・長安街とその沿道は本格的な「春節モード」に突入した。北京市の東城区、西城区、朝陽区、海淀区、豊台区、石景山区の6区の街中でも、春節を祝うために飾られている飾り提灯やイルミネーションが美しく輝き、春節の祝賀ムードを演出している。
北京市電力都市照明管理センターの職員は24年12月から飾り提灯やイルミネーションのメンテナンス作業を行うなど1カ月以上かけて準備。ピカピカになって長安街やその沿線の提灯が春節ムードを演出している。
今年の春節を祝うための景観づくりも、節約と環境保護というコンセプトが貫かれており、環境への負荷が比較的低い素材・ポリエチレンテレフタラート(PETG)を材料とし、昨年も使用された赤い提灯や中国結びが飾られている。長安街の春節に合わせた景観づくりの責任者・宋雲龍(ソン・ユンロン)氏は、「『PETG』は耐久性が高く、破損しにくいほか、耐寒性が高い素材だ。飾り付けを始める前に、飾り提灯やイルミネーションを一つずつチェックしたほか、きれいに掃除して、ベストな状態で美しい景観を作り出すことができるようにした」と説明する。
長安街に飾られている赤い提灯の直径は1.2メートルで、高さは1.28メートル、重さは10キロ以上だ。長安街の延長線上に飾られている「中国結び」の高さは3.4メートル、幅は1.28メートル、重さは10キロ以上で、赤い提灯より少し重いという。4人がかりで一つの赤い提灯や「中国結び」を飾っていったという。!<1395422>
チェック、取り付け、テスト点灯を経て、長安街には242セットの赤い提灯が飾られた。また、東西の延長線上には862セットの「中国結び」、北海大橋地区には100セットのイルミネーションが飾られ、「小年」から本格的に点灯されて「春節」モードに突入し、長安街は真っ赤に染まって祝賀ムードを演出することになる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)