英ロンドンの5G体験品質、欧州主要10都市中最下位、ファーウェイ禁止も一因か―米メディア

2024年2月19日(月)9時0分 Record China

英ロンドンの5G通信網の体験品質が欧州主要10都市の中で最下位だったことがスペインのベンチマーク会社MedUXの調査で判明した。写真は英ロンドン。

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英ロンドンの5G通信網の体験品質が欧州主要10都市の中で最下位だったことがスペインのベンチマーク会社MedUXの調査で判明した。中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)を5G通信網から締め出すという英国政府の決定がその一因である可能性が指摘されている。中国メディアの参考消息が14日、米CNBCの報道として伝えた。



MedUXの調査結果によると、ベルリン、バルセロナ、パリ、リスボンなど欧州の10都市の中で、ロンドンの5G通信網の体験品質は最下位にランクされた。



5G体験品質で首位にランクされたのはベルリンで、5Gカバレッジ(網羅率)も89.6%と他の都市を上回った。それに対し、ロンドンの5Gカバレッジは77.5%だった。



下りの平均速度もリスボンの528Mbpsに対し、ロンドンは143Mbpsだった。



MedUXのマーケティング責任者であるラファエル・ガラレッタ氏は、ロンドンの5G通信網の品質が良くないことの背後にある可能性の一つとして、ファーウェイを5G通信網から締め出すというと英国政府の決定を強調した。



英国政府が2020年夏、27年末までに英国の5G通信網向け設備からファーウェイの製品を排除すると発表すると、英国の通信事業者は「展開の混乱」を理由に強く批判した。



ガラレッタ氏は「この展開の遅れは、特に展開がすでに開始された後にファーウェイの禁止が行われたことを考慮すると、全体的なカバレッジ、可用性、顧客体験に影響を与えている可能性がある」と指摘する。(翻訳・編集/柳川)

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