有人潜水艇「蛟龍号」が大西洋で初潜水、9日間で9回の潜水記録を樹立―中国

2024年2月29日(木)13時50分 Record China

中国の有人潜水艇「蛟龍号」が南大西洋で23回の潜水を実施し、9日間で9回の潜水記録を樹立しました。

写真を拡大

中国の有人潜水艇「蛟龍号」が南大西洋で23回の潜水を実施し、9日間で9回の潜水記録を樹立しました。「蛟龍号」が大西洋で潜水作業を実施したのは初めてです。



中国大洋事務管理局の27日の発表によれば、「蛟龍号」とその支援母船「深海1号」が実施する中国大洋第83回航海第1航行区間は、南大西洋海嶺熱水エリアに集中しています。「蛟龍号」は23日までに南大西洋で23回の潜水を完了し、9日間で9回の潜水記録を樹立しました。現在も「蛟龍号」の技術状況は良好で、すでに地質や生物などのサンプル約300点と環境や映像などのデータ約4テラバイト分を取得しました。



中国の有人潜水艇が大西洋で潜水作業を行うのは、今回の航海が初めてです。南大西洋の彤管、洵美など複数の熱水エリアで有人深海潜水精密調査を初めて実施し、エビの一種であるスペレオグリファセアやムラサキイガイなど熱水エリアの典型的な生物を採取し、南大西洋の熱水生物が北大西洋と極めてよく類似していることを初歩的に確認しました。また、大西洋熱水生物分布の南の境界これまで南緯15度とされていたのが、この境界を南に1300キロ推し進めて、南緯25度まで熱水生物が存在することも初歩的に確認しました。



今回の航行では南大西洋の海山生態系調査も実施しました。サンゴや海綿などによる生物多様性が高いエリアを多く発見し、南大西洋の生物多様性の重要エリアの認識に科学的な証拠を提供しました。(提供/CRI)

Record China

「大西洋」をもっと詳しく

「大西洋」のニュース

「大西洋」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ