米、北朝鮮のハッキング支援で中国人2人を制裁指定

2020年3月3日(火)16時57分 デイリーNKジャパン

米財務省外国資産管理局(OFAC)は2日、北朝鮮政府が運営するとされるハッカー集団「ラザルス」による暗号資産(仮想通貨)窃取で資金洗浄に関わったとして、中国人2人を制裁対象に指定した。米国内の資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。


制裁指定されたのは田寅寅(Tian Yinyin)氏と李家東(Li Jiadong)氏で、OFACは2人がそれぞれ、2018年に仮想通貨取引所から盗まれた9千100万ドルと950万ドルを受け取った後、銀行送金などの手法で資金の出所を不透明にさせたと指摘している。


OFACはまた、田氏が結果的に、新しい銀行口座に不法資金のうちの3千400万ドルを移し、140万ドル相当のビットコインを米アップル社のiTunesのギフトカードに交換したとしている。


ラザラスは2014年の米ソニーピクチャーズへのサイバー攻撃と2016年のバングラデシュ中央銀行からのサイバー窃盗、2017年のランサムウェア(ワナクライ)流布事件などに関わったとされている。

デイリーNKジャパン

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