一夜で話題になったManusは次のDeepSeekとなるのか?
2025年3月13日(木)11時20分 Record China
5日に発表された中国のAIエージェント「Manus」は中国のAI業界で瞬く間に話題となりました。資料写真。
5日に発表された中国の人工知能(AI)エージェント「Manus(マヌス)」は中国のAI業界で瞬く間に話題となり、「汎用エージェントの実現」「DeepSeek(ディープシーク)に続く技術革命」などと称されました。その特徴は、単なる対話ではなく、タスクの自動実行や成果物の作成が可能な点にあり、例えば、履歴書の選別や不動産調査、株式分析などを自律的におこないます。
マヌスは現在、英語版のみが提供され、招待制のベータテスト段階にあります。一部では「意図的に国内ユーザーの関心を高める戦略ではないか」との指摘があり、また基盤モデルがAnthropicのClaudeであることから「独自技術がないのではないか」との声も聞かれます。
さらに、中国AIエージェントスタートアップの深度賦智のMetaGPTチームがわずか3時間でマヌスを再現し、オープンソース化したことで、「技術的ハードルが低いのではないか」という疑問も浮上しました。しかし専門家は「重要なのは独自モデルの有無ではなく、AIエージェントの普及を促進すること」とし、マヌスがスーパーエージェント時代の到来を加速させる可能性に注目しています。
今後、AIエージェントの進化は基盤モデルの成長に左右され、2025年は「AIエージェント商業化元年」になると予測されています。(提供/CRI)