上海が「中国のトレーディングカードの都」に―中国メディア
2025年4月13日(日)15時0分 Record China
中国・上海メディアの界面新聞は9日、上海が「中国のトレーディングカードの都」になったとする記事を掲載した。
中国・上海メディアの界面新聞は9日、上海が「中国のトレーディングカードの都」になったとする記事を掲載した。
トレーディングカード(トレカ)とは、収集や交換、ゲームなどを目的として作られたカードのこと。
記事によると、近年、世界のトレカ市場が急成長する中、世界最大規模のオンラインマーケットプレイス「eBay(イーベイ)」が、トレカ取引の場として、中国の多くのセラー(販売者)を引き付けている。
中でも上海のセラーのGMV(取引された商品の総額)が際立ち、2024年には3桁の成長を達成した。
この急成長によって大きな利益を得た一人が王旭峰(ワン・シューフォン)氏で、ポケモンカードを主に扱う同氏の会社は、eBay出店から1年もたたずに売り上げが100万ドル(約1億4700万円)を突破した。
eBayが3月に上海で開催したセラーカンファレンスで、年間売上高100万ドルに達した王氏を含む7人の上海のセラーに「新人賞」が贈られた。
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海外のオンラインマーケットプレイスに進出したセラーから、トレカ産業チェーン内の発行業者、実店舗、知的財産権(IP)運用業者、イベント業者などに至るまで、彼らは上海で全世界を網羅するビジネスネットワークを構築しつつある。そこから、中国のトレカ産業が上海から世界へ、周縁から主流へと移行していく物語を垣間見ることができる。(翻訳・編集/柳川)