トランプ大統領「イランは核兵器を保有してはならない」…イスラエル首相に電話会談で伝える
2025年4月23日(水)17時48分 読売新聞
7日、米ホワイトハウスで、イスラエルのネタニヤフ首相(左)と握手するトランプ米大統領=AP
【ワシントン=阿部真司】米国のトランプ大統領は22日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談し、イランの核開発を巡る米国とイランの高官協議について議論した。トランプ氏が自身のSNSで明らかにした。
キャロライン・レビット大統領報道官によると、トランプ氏は会談で「イランは核兵器を決して保有してはならない」との考えを伝えた。トランプ氏はSNSで「会談は非常にうまくいった。我々はどの問題でも同じ立場だ」と述べた。イランの核武装を阻止したいイスラエルとの連携を強調したものとみられる。
米ニュースサイト・アクシオスによると、会談ではパレスチナ自治区ガザの停戦交渉についても意見を交わしたという。
一方、イラン外務省は22日、核開発に関する米国との専門家会合が26日に開かれると発表した。仲介国オマーンで23日に予定されていたが、オマーンの提案により、延期することで米国と合意したという。26日には米国とイランの第3回高官協議が予定されており、同日開催となる。