中国航空業界、1−3月期に前年比増を達成
2025年4月28日(月)11時20分 Record China
中国航空業界は1−3月期に前年比増を達成しました。写真は人気観光地の麗江。
中国民用航空局(民航局)は27日午前に開いた記者会見で、第1四半期(1−3月)には民間航空による総輸送量が前年同期比10.5%の385億9000万トンキロ、旅客輸送量は同4.9%増の延べ1億9000万人、貨物輸送量は同11.7%増の224万3000トンだったと発表しました。累計飛行時間は前年同期比4.8%増の358万4000時間で、運航便数は同2.6%増の136万便でした。事故は発生せず、空の安全は平穏に維持されました。
民航局によると、中国から英国、日本、イタリアなど35カ国に向かう便数は現在のところ2019年実績を上回っており、「一帯一路」共同建設の国々への便の回復率は94.5%に達しました。
間もなく迎える5月1日から5日までのメーデー連休中の旅客輸送量は前年同期比8%増の1075万人で、1日当たりでは215万人に達し、過去最高になる見込みです。
現在のところ、北京、上海、広州の3地点を結ぶ路線と北京・深セン、北京・成都路線の予約数が最も多く、シーサンパンナ(西双版納)、ラサ、麗江、カシュガル、ホータンなどの観光地に向かう路線でも予約が集中しています。
国際便の旅客輸送量と運航便数は第2四半期(4-6月)以降にピークを迎える見込みです。中国人観光客の海外旅行の目的地は日本、韓国、東南アジアの観光都市に集中すると見られます。同時に、入国ビザとトランジットビザ政策の改善の継続や、中国(大陸部)を離れる際の増値税(売上税)還付、購入した店舗での還付措置の普及に伴い、海外からの観光客数は増え続け、中国に到着する外国の航空会社の便数増をさらにけん引すると予測されています。(提供/CRI)