大阪の飲食店が中国人お断り? 中国ネットでは「店の自由」「反論の余地ない」の声も
2025年5月12日(月)22時0分 Record China
日本の飲食店が中国人の入店を禁止しているとの話題が、SNS上で物議を醸している。
日本の飲食店が中国人の入店を禁止しているとの話題が、SNS上で物議を醸している。
TVBS新聞網や太報など、複数の台湾メディアは日本のX(旧ツイッター)上で注目を集めている話題として、大阪の焼き鳥店がこのほど店先に中国語で「マナーの悪い人が多くいます。私たちは中国のお客様のご来店を許可しません。ご理解ください」と掲示し、物議を醸したことを伝えた。
これについて太報の記事は「中国のネット民は怒り、日本のネット民は支持」と題し、中国人とみられるネットユーザーからは「差別は違法」「日本人なら全員マナーが良いのか?」「日本の憲法に明らかに反している」といった声が上がる一方、日本人のユーザーからは「店には客を選ぶ権利がある」「中国人お断りは世界の流れ」「日本人は安心して入れる」といった声が出ていると伝えた。
同記事は「最近、日本のメディアで外国人観光客による“観光公害(オーバーツーリズム)”が相次いで報道されており、中でも中国人に関する事例が特に目立つことが背景にある」と指摘。「靖国神社での立ち小便、日本各地の観光地での不適切な落書きなどが報じられ、中国人に対する『礼儀知らず』という印象がさらに強まっている」と伝えている。
なお、この話題は小紅書(RED)など中国のSNSでも紹介されており、ネットユーザーからは「そんなことを書く方がマナーが悪い」「二度と漢字を使うなよ」といった反発の声がある一方、「店は個人の場所であり、どんな客を受け入れたいかは店が決める権利がある」「前に行った人たちのせいで後に行く人たちが不利益を被る」「中国にも『日本人と犬はお断り』の店がたくさんあるが、騒いでいる日本人は見たことがない」「マナーが悪いのは確かにそう。反論の余地もない」といった冷静なコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/北田)